カタジナ・グジボフスカの使用用具・大会成績・プロフィール | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:カタジナ・グジボフスカ(ポーランド)/提供:ittfworld

卓球選手紹介 カタジナ・グジボフスカの使用用具・大会成績・プロフィール

2020.02.28

文:ラリーズ編集部

今回は、2014年にITTFワールドツアー・グランドファイナルのダブルスで準優勝、2018年にヨーロッパ選手権でベスト4などの記録を持つカタジナ・グジボフスカ(ポーランド)を紹介します。プロフィール、使用用具、プレースタイルなどの基本的な情報から、国際大会での戦績についても触れていきます。

2016年のリオ五輪では団体戦で日本代表とも対戦したカタジナ・グジボフスカ。今回は、そんなカタジナ・グジボフスカのプロフィールを見ていきましょう。

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カタジナ・グジボフスカとは?

カタジナ・グジボフスカは以前紹介したナタリア・パルティカやリー・チェンとともにポーランドの代表選手として活躍している選手です。2016年のリオデジャネイロ五輪にも出場しており、団体戦の1回戦で日本代表と対戦しました。

ポーランドのトップ選手として活躍するカタジナ・グジボフスカのプロフィールを見ていきましょう。

プロフィール

カタジナ・グジボフスカは、1989年4月30日生まれの30歳(2020年2月現在)です。ヨーロッパ選手らしいパワフルな両ハンドが特徴の選手です。シングルスだけでなく、ダブルスでも多くの大会で好成績を残しています。

ワールドツアーのU21では2009年のベラルーシオープン優勝、2010年のスロベニアオープン準優勝などの好成績を残していました。シニアではナタリア・パルティカとペアを組んだダブルスで2013年のチェコオープン準優勝、2014年のグランドファイナル準優勝などの活躍を見せ、ダブルスの名手として注目を集めました。また、シングルスでも2018年のヨーロッパ選手権でベスト4入りを果たすなどの活躍を見せました。

また、カタジナ・グジボフスカは2012年のロンドン五輪と2016年のリオ五輪にも出場しています。リオ五輪にはシングルスと団体の2種目で出場しており、団体戦の1回戦の日本代表との試合では、シングルスで石川佳純と対戦し、ダブルスで福原愛/伊藤美誠と対戦しました。

プレースタイル

カタジナ・グジボフスカの戦型は右シェーク裏裏ドライブ型で、ヨーロッパ選手らしい両ハンドによるパワードライブが特徴の選手です。特に、威力だけでなく、多彩さも併せ持つバックハンドを得意としています。また、女子選手では使用者の少ないYGサーブを多用することもカタジナ・グジボフスカの特徴です。

サーブはYGサーブを中心に組み立てます。回転のわかりにくいサーブを相手のフォアやミドルに短く出し、甘いレシーブを強烈な3球目攻撃で打ち抜く場面が多く見られます。

YGサーブ自体の回転の読みづらさに加え、YGサーブを取り入れている女子選手が少ないこともサーブからの展開の強さの一因となっています。レシーブではシンプルな低く深いツッツキを多用します。レシーブから先手を取って攻撃を仕掛けるよりも相手に打たせて得意のラリー勝負に持ち込むことを重視しているようです。

使用用具

カタジナ・グジボフスカの使用用具は、すべてバタフライの用具で、ラケットは木材5枚+ZLファイバー2枚合板の「ティモボル ZLF」で、ラバーはフォア面、バック面ともに「テナジー05」を使用しているようです。

世界ランキング

カタジナ・グジボフスカの世界ランキングは189位(2020年2月時点)です。最高ランキングは60位(2016年8月)です。2019年は国際大会への出場が少なく、世界ランキングが下がっているものの、2014年から2018年にかけてはほぼ常に2桁の順位をキープしていました。

国際大会での主な成績

2009年 ベラルーシオープン U21シングルス優勝
2010年 スロベニアオープン U21シングルス準優勝
2013年 チェコオープン ダブルス準優勝(パルティカペア)
2014年 ドイツオープン ダブルス準優勝(パルティカペア)
グランドファイナル ダブルス準優勝(パルティカペア)
2017年 ベラルーシオープン ダブルスベスト4(パルティカペア)
2018年 ヨーロッパ選手権 シングルスベスト4

まとめ

ポーランドの代表選手として活躍し、シングルスだけでなくダブルスでも多くの実績を持つカタジナ・グジボフスカ。開催を目前に控えた東京五輪や今後のワールドツアーにおいてどんな活躍を見せてくれるのか。彼女の今後に要注目です。