文:ラリーズ編集部
今回は、日本の川上流星(木下アカデミー)について紹介します。プロフィール、使用用具、プレースタイルなどの基本的な情報から、国際大会での戦績についても詳しく紹介します。
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川上流星とは
川上流星は、木下アカデミーに所属し、15歳にして国内外の大会で大きく活躍する期待の若手選手です。
川上流星のプロフィール
川上流星(かわかみりゅうせい)は2009年10月5日生まれで新潟県村上市出身の15歳(2025年2月時点)です。
卓球をしていた父の影響で4歳で卓球を始め、抜群の運動神経が監督の目にとまり新発田ジュニア卓球クラブで腕を磨きました。
2019年に全日本選手権カブの部(小学4年生以下の部)で準優勝、そして2021年には全日本選手権ホープスの部(小学6年生以下の部)で優勝、さらに全日本選手権カデットの部(中学1年生以下の部)でも優勝を果たします。
中学は神奈川県の星槎中に進学。同時にJOCエリートアカデミーに入校しましたが、中学2年時には地元・新潟へ戻りました。そして、中学3年時に木下アカデミーに加入すると、8月に開催された全中では男子シングルスと団体で優勝、全日本ジュニアの部でも男子シングルスで準優勝を果たしました。
また、中学1年時からは国際大会にも積極的に参加するようになり、2024年にはアジアユース選手権のU15男子団体で優勝、WTTユースコンテンダーバラジュディンでU17男子シングルスで優勝するなどユースカテゴリーの大会で成績を残しています。
また、ITTF混合団体ワールドカップ2024の日本代表にも選出され、面手凛(山陽学園高)と組んだ混合ダブルスで王楚欽/孫穎莎(中国)ペアから1ゲームを奪うなど活躍を見せました。
川上流星のプレースタイル
川上流星は右シェーク裏裏の攻撃型です。多彩なサービスと繊細なボールタッチ、そして相手を見る予測能力の高さによる両ハンドのオールラウンドプレーが特徴です。
川上流星の使用用具
川上流星はバタフライの契約選手で、ラケットはバタフライの『ビスカリア』、ラバーはバタフライの『ディグニクス05』を使用しています。
川上流星の世界ランキング
川上流星の世界ランキングは370位(2025年2月時点)で、最高ランキングは356位(2024年2月)です。
川上流星の国際大会での主な戦績
2019年 | 全日本選手権(カブの部) | 男子シングルス:準優勝 |
2021年 | 全日本選手権(ホープスの部) | 男子シングルス:優勝 |
全日本選手権(カデットの部) | 13歳以下男子シングルス:優勝 | |
全国ホープス大会 | 男子団体:優勝 | |
2024年 | 全中 | 男子シングルス:優勝、男子団体:優勝 |
2025年 | 全日本選手権(ジュニアの部) | 男子シングルス:準優勝 |
川上流星の国際大会での主な戦績
2022年 | WTTユースコンテンダー プラッジャ・ダロ | U13男子シングルス:優勝 |
WTTユースコンテンダーベルリン | U13男子シングルス:準優勝 | |
WTTユーススターコンテンダーポドゴリツァ | U15男子シングルス:3位、U15男子ダブルス:優勝(ペア:渡部民人) | |
2023年 | WTTユースコンテンダー香港 | U15男子シングルス:優勝 |
WTTユースコンテンダーバラジュディン | U15男子シングルス:準優勝 | |
WTTユースコンテンダーリニャーノ | U17男子シングルス:準優勝 | |
WTTユースコンテンダー ソンバトヘイ | U15男子シングルス:準優勝 | |
世界ユース選手権 | U15男子ダブルス:準優勝(ペア:渡部民人)、U15男子団体:3位 | |
2024年 | WTTユーススターコンテンダーシンガポール | U15男子シングルス:優勝 |
WTTユーススターコンテンダーポドゴリツァ | U15男子シングルス:優勝、U15男子ダブルス:優勝(ペア:岡本翼) | |
WTTユースコンテンダープエルトプリンセサ | U17男子シングルス:3位 | |
WTTユースコンテンダー江陵 | U17男子シングルス:優勝、U15男子シングルス:3位 | |
WTTユースコンテンダーベルリン | U19男子シングルス:準優勝、U17男子シングルス:準優勝 | |
WTTユースコンテンダーハヴィジョフ | U17男子シングルス:準優勝 | |
アジアユース選手権 | U15男子団体:優勝、U15男子シングルス:準優勝 | |
WTTユースコンテンダーバラジュディン | U17男子シングルス:優勝 |
まとめ
2025年の全日本選手権ジュニアの部では「いつか五輪や世界卓球の舞台で優勝することが目標」と語った川上流星。今後の彼の活躍から目が離せません。