金娜英(キムナヨン)の使用用具・大会成績・プロフィール | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:金娜英(キムナヨン・韓国)/提供:WTT

卓球選手紹介 金娜英(キムナヨン)の使用用具・大会成績・プロフィール

2024.02.16

文:ラリーズ編集部

今回は、2022年の韓国国内選手権の女王である金娜英(キムナヨン・韓国)を紹介します。プロフィール、使用用具、プレースタイルなどの基本的な情報から、国際大会での戦績についても触れていきます。

金娜英とは?

金娜英は、2019年の香港ジュニア&カデットオープンの優勝者で、2022年には韓国の国内選手権を制した選手です。体幹の強さを活かした崩れない体勢でのラリー戦と、相手の意表を突く台上技術を武器に、試合の主導権を握るプレースタイルです。

金娜英のプロフィール

金娜英(キムナヨン/KIM Nayeong)は2005年10月1日生まれの18歳(2024年2月時点)で、韓国の仁川出身です。

2017年ごろから国際大会に出場し、優勝を掴み始めます。2019年の香港ジュニア&カデットオープンではカデット女子シングルス決勝で張本美和に勝利して優勝しています。その後もWTTシリーズで女子シングルスに出場し、度々ベスト8に入るなど韓国を代表する選手へと成長してきています。

国内でも「POSCO International」の一員として国内リーグに参戦したり、2022年には韓国の国内選手権で優勝を飾るなど、国内でも五本の指に入る選手となっています。韓国の国内ランキングでも2位と上位をキープしています。

金娜英のSNS

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金娜英のプレースタイル

金娜英の戦型は右シェーク裏裏の攻撃型で、ぶれない体幹から放たれる安定したフォアハンドと、威力のあるバックハンドドライブが特徴的なプレースタイルです。

威力のあるバックハンドを軸にラリーを構成していくことが得意です。時にはバックハンドドライブが決定打となったり、フォアハンドドライブを決めるまでのつなぎとして利用したりと自在にラリー戦をコントロールすることができます。

一方で台上技術にも定評があります。特にフォアハンドでのフリックや流し、ストップは相手の不意を突く形でスイングするため、その後のラリー戦で有利に立てる場面が多いです。また、体幹も強いためラリー戦で少し体勢が崩れてもすぐに戻れたり、身のこなしで打球することができたりと器用に打つことができます。

サービスも順横回転サービスと巻き込みサービスをよく使用しますが、切れ味が鋭く、巻き込みサービスに関しては上回転か下回転かわからないように出すため、相手から見ればレシーブするのにも一苦労します。

金娜英の使用用具

金娜英はXIOMの契約選手で、ラケットは紅双喜の『キョウヒョウ龍5』、ラバーはフォア面に紅双喜の『キョウヒョウNEO3』のブルースポンジ、バック面にXIOMの『オメガⅦプロ』を使用しているそうです。

『オメガⅦプロ』はXIOMが出す「オメガⅦ」シリーズの中でも硬度が47.5度とバランスに優れた硬度で、扱いやすく威力の出るラバーです。弧線も低くなるため、スピード感のある卓球を目指す人にはお勧めできるラバーとなっています。

>>【卓球】オメガⅦプロの性能を徹底レビュー トップ選手仕様の回転性能を高めたラバー

金娜英の世界ランキング

金娜英の世界ランキングは38位(2024年2月)で、最高ランキングは38位(2024年2月)です。

金娜英(キムナヨン)の主な成績

2017年 中国ジュニア&カデットオープン ミドルカデット女子シングルス:優勝
2019年 香港ジュニア&カデットオープン カデット女子シングルス:優勝
2022年 WTTユースコンテンダーセネツ U19女子シングルス:ベスト4、U17女子シングルス:ベスト4
2023年 WTTフィーダーデュッセルドルフⅡ 混合ダブルス:優勝
WTTコンテンダーラゴス 女子シングルス:ベスト4
WTTコンテンダーリマ 女子ダブルス:準優勝
WTTコンテンダーリオデジャネイロ 女子シングルス:ベスト8、女子ダブルス:準優勝
2024年 WTTコンテンダードーハ 女子シングルス:ベスト8
WTTスターコンテンダーゴア 女子シングルス:ベスト8

まとめ

10代後半で韓国国内の頂点に立った若き精鋭が、国際大会で韓国代表としての強さを遺憾なく発揮できるか。今後の彼女の活躍に期待が高まります。

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