李時温(イジオン)の使用用具・大会成績・プロフィール | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:李時温(イジオン・韓国)/提供:WTT

卓球選手紹介 李時温(イジオン)の使用用具・大会成績・プロフィール

2024.01.29

文:ラリーズ編集部

今回は、アジア選手権の団体銀メダリストの李時温(イジオン・韓国)を紹介します。プロフィール、使用用具、プレースタイルなどの基本的な情報から、国際大会での戦績についても触れていきます。

李時温とは?

李時温は、韓国国内リーグと国際大会の双方で活躍している選手です。力強いフォアハンドと、バックハンドの速攻攻撃で相手を翻弄するプレースタイルで、各国の強豪と渡り歩いています。

李時温のプロフィール

李時温(イジオン/LEE Zion)は1996年5月27日生まれの27歳(2024年1月時点)で、韓国出身です。

2013年から国際大会でも上位に進出するようになります。2014年に行われた南京ユース五輪の選考会では決勝に進出するも準優勝と、本戦出場は叶いませんでしたが着実に実力をつけてきていました。2017年にはベルギーオープンのU21女子シングルスで準優勝を飾っています。

一般の部でも2019年の韓国オープンで女子ダブルスベスト4と上位入賞を果たしています。2021年のアジア選手権では、韓国代表として女子団体に出場し、準優勝に貢献しています。

その後も韓国代表として国際大会で活躍する傍ら、韓国国内リーグでも「Samsung Life Insurance」の一員として参戦しています。韓国国内のランキングでも上位に位置し、国内ではトップクラスの実力を持っています。李時温はInstagramのアカウントを持っていて、卓球プレーヤーとはまた異なるプライベートの一面も見ることができます。

李時温のSNS

Instagram

李時温のプレースタイル

李時温の戦型は右シェーク裏裏の攻撃型で、スピードのあるバックハンドとパワーのあるフォアハンドが特徴的なプレースタイルです。

李時温のバックハンドは女子の世界の中でもトップクラスに早く、インパクトも強いため強烈な回転で相手コートに突き刺すように入ってきます。相手とのバックハンドのラリー戦でも打ち負けず、威力で押し切ることができます。特にロングサービスからの3球目攻撃でのバックハンドの精度が高く、得点源の1つとなっています。

一方でフォアハンドもパワーがあり、中陣から強烈なドライブを放つこともできます。回り込んでフォアハンドドライブを打つ場面もあり、男子顔負けのパワーで相手に隙を与えないプレーが李時温の卓球です。また、ラリーの途中で緩急をつけることができるので、相手から見れば油断できない選手です。

李時温の使用用具

李時温の使用用具は、ラケットに紅双喜の『キョウヒョウ龍5(W968)』、ラバーは両面にBUTTERFLYの『テナジー05』を使用しているそうです。『キョウヒョウ龍5(W968)』は元々馬龍(マロン・中国)用に設計されたラケットですが、その使い勝手の良さから中国国内をはじめ使用するトップ選手も多いです。

「テナジー」シリーズは2008年の発売から15年以上経過してもなお、世界のトッププレーヤーに愛され続けてきている裏ソフトラバーです。「ディグニクス」シリーズを使用する選手も増加していますが、「ディグニクス」シリーズよりもやや柔らかく、コートに収まりやすい弧線を求めるなら「テナジー」シリーズが適しているといえます。

>>【卓球】テナジー05の性能を徹底レビュー 抜群の安定感を誇る最強ラバーの魅力とは

李時温の世界ランキング

李時温の世界ランキングは45位(2024年1月時点)です。最高ランキングは44位(2024年1月第2週)です。

2015年から100位台、そして2桁ランクへと上昇し、安定していました。2022年ごろからは60位台、2023年には50位台、40位台とトップ50に入るようになりました。

李時温(イジオン)の主な成績

2013年 韓国ジュニア&カデットオープン ジュニア女子シングルス:ベスト4
2014年 ユース五輪選考会 ジュニア女子シングルス:準優勝
韓国ジュニア&カデットオープン ジュニア女子シングルス:ベスト4
2015年 オーストラリアオープン U21女子シングルス:ベスト4
2017年 ベルギーオープン U21女子シングルス:準優勝
2019年 韓国オープン 女子ダブルス:ベスト4
2023年 WTTコンテンダードーハ 女子ダブルス:ベスト4
WTTスターコンテンダーゴア 女子ダブルス:ベスト4
アジア選手権 女子団体:銀メダル

まとめ

パワーのあるプレーで韓国の強さを支えてきた実力派が、国際大会で優勝を獲得する時が訪れるのか。今後の彼女の活躍に期待がかかります。

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