文:ラリーズ編集部
今回は、デンマークのアンダース・リンドを紹介します。プロフィール、使用用具、プレースタイルなどの基本情報から、国際大会の成績などに触れていきます。
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アンダース・リンドとは?
アンダース・リンドは、2023年世界卓球選手権ダーバン大会で男子シングルスベスト8に入り、世界ランキングを1ヶ月で132ランクアップするなど、新進気鋭の若手選手です。
アンダース・リンドのプロフィール
アンダース・リンド(Anders LIND)は1998年12月14日生まれの24歳(2024年7月時点)で、デンマーク出身です。現在はデンマーク代表選手として様々な国際大会に出場しています。
国際大会では、2023年世界卓球ダーバン大会で、ノシャド・アラミヤン(イラン)や世界ランキング13位の張禹珍(ジャンウジン・韓国)を破るなどの快進撃を続け、ベスト8に入るなど、国際大会でも結果を残す選手です。
また、アンダース・リンドは2022年1月にデンマークで開催されたすべてのスポーツを対象にしたスターアワード「Galla」において、「Nothing is impossible(不可能はない)」という賞を受賞しています。この受賞には、アンダース・リンドは交通事故に遭って背中を骨折し、歩けるようになるかもわからないという状況からわずか6ヶ月でナショナルチームに復活し、ヨーロッパ選手権での団体銅メダルに貢献したという背景があります。
アンダース・リンドのプレースタイル
アンダース・リンドの戦型は左シェーク裏裏の攻撃型で、両ハンドのカウンターが特徴的な選手です。
サーブがとても豊富かつ分かりにくく、サービスエースを取ることが多いです。レシーブはツッツキが多いですが、深く鋭いツッツキのため、相手はループドライブを放つしかなく、そこで得意のカウンターがさく裂します。実際、張禹珍(ジャンウジン)選手を倒した試合では、ツッツキからのカウンター展開が連続で決まるシーンもありました。
また、かなり自由度の高いプレーを試合中にすることが見受けられます。逆チキータのような横回転をかけたレシーブや、カット、非常にバリエーションのあるツッツキなど、相手に的を絞らせないプレーをします。
後陣でも粘ることができ、前陣でのブロックもうまく、観戦していて楽しいプレーをしてくれる選手です。
アンダース・リンドの使用用具
アンダース・リンドの使用用具は現在調査中です。
アンダース・リンドの世界ランキング
アンダース・リンドの世界ランキングは62位(2024年7月時点)で、最高ランキングは48位(2023年6月)です。
2023年5月から6月の1ヶ月間でランクを132アップさせる快進撃を遂げています。
アンダース・リンドの主な戦績
2018年 | ブルガリアオープン | U21男子シングルス:ベスト4 |
2020年 | ポルトガルオープン | 男子シングルス:ベスト4 |
2022年 | WTTフィーダーパナギュリシテ | 男子シングルス:ベスト4 |
2023年 | 世界選手権ダーバン大会 | 男子シングルス:ベスト8 |
WTTフィーダーオロモウツ | 男子シングルス:優勝 | |
WTTフィーダーパナギュリシテ | 男子ダブルス:優勝(ペア:Antoine HACHARD) |
まとめ
ランキング上位の選手にも勝利を重ね、勢いに乗るアンダース・リンド。このまま快進撃を続け、日本選手にとっても脅威となることは間違いないでしょう。そんな彼の今後の活躍に注目です。