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写真:タイオープンの町飛鳥/提供:ittfworld

卓球選手紹介 町飛鳥の使用用具・大会成績・プロフィール

2020.03.02

文:ラリーズ編集部

今回は、明治大学在学中に全日本選手権で準優勝、Tリーグ・岡山リベッツで活躍している町飛鳥(鹿児島県体育協会)を紹介します。プロフィール、使用用具、プレースタイルなどの基本的な情報から、国際大会での戦績についても触れていきます。

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町飛鳥とは?

町飛鳥は、2007年の全日本選手権カデットの部で優勝、2014年には同大会一般男子シングルスで準優勝となるなど国内で好成績を残すのはもちろん、国際大会でも2014年にはグランドファイナルU21男子シングルスで優勝などマルチに活躍できる選手です。

また、Tリーグにも参戦しシングルス、ダブルスでチームに貢献しています。

プロフィール

町飛鳥は、1994年5月20日生まれの25歳(2020年3月時点)です。同世代には、中高一緒の丹羽孝希(スヴェンソン)や、2020年の全日本選手権男子シングルスでベスト4入りした吉田雅己(FPC)がいて、ジュニア時代からハイレベルな環境で練習をしていました。神奈川県出身で、中高は数々のトップ選手を育ててきた青森山田中学、青森山田高校に進み技術を高め、大学は明治大学へと進学しました。在学中、2014年の全日本選手権男子シングルスで決勝に進出、水谷隼(木下グループ)に次ぐ準優勝を飾っています。

現在は、ポーランド・スーパーリーグでビドゴシチに所属していて、同じくポーランドリーグに参戦している有延大夢(リコー)や平野友樹(協和キリン)らと互いに切磋琢磨しつつ実力をつけています。また、2019年の中盤からはTリーグ・岡山リベッツに加入し特に森薗政崇(BOBSON)と組んだダブルスでチームの勝利に貢献しています。

自身のTwitterでは、Tリーグでのオフショットやフォロワーである他の卓球選手との会話を楽しんでる様子がうかがえます。

プレースタイル

町飛鳥の戦型は右シェーク裏裏の攻撃型で、安定且つ強力なフォアハンドドライブが特徴です。中陣でのバックハンドでのつなぎも上手くミスが少ない選手です。

卓球選手には素早い攻撃から組み立てる選手と、時間をかけつつ攻撃を組み立てる選手の2通りが存在します。前者は早いタイミングでの打球が主となるため相手にレシーブの余裕を与えづらく自分の流れに持っていきやすいですが、自らも早さを追求することになるためミスが多くなることもあります。一方後者は、完全に自分の最適な打球点でボールを捉えるためミスが少なくプレーが安定しやすいです。しかし、相手もレシーブに余裕が生まれるため相手もミスが少なくなり、実力の差がはっきりと出てしまうのが弱点です。

直近の国際大会で活躍する選手は前者のパターンが多いですが、前者の中でもミスが少ないため相手にとってもとてもやりにくい選手になっていると言えます。

使用用具

町飛鳥はBUTTERFLYの契約選手で、ラケットが「インナーフォースレイヤーALC」で、ラバーは、フォア面に「テナジー05ハード」、バック面に「ディグニクス05」を使用しています。

世界ランキング

町飛鳥の世界ランキングは195位(2020年3月時点)です。2015年には2桁まで上昇するもその後は下降の傾向がありました。しかし、2019年後半から再び上昇してきています。最高ランクは2015年1月の73位です。カデットやジュニア時代にはランク1桁と幼いころからその才能を評価されてきた選手です。

国内大会での主な成績

2007年 全日本選手権カデットの部 14歳以下男子シングルス優勝
2014年 全日本選手権 男子シングルス準優勝
2018年 全日本社会人選手権 男子シングルス準優勝

国際大会での主な成績

2014年 中国オープン U21男子シングルス優勝
グランドファイナル U21男子シングルス優勝

まとめ

ポーランドとTリーグの両方で活躍する実力派がどのような成長を見せるのか、今後の国際大会での彼の活躍に注目です。

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