文:ラリーズ編集部
今回は、卓球国内リーグ・ノジマTリーグ「T.T彩たま」に所属し、2019年の全日本選手権でダブルス準優勝の実績を持つ愛知工業大学の髙見真己を紹介します。プロフィール、プレースタイル、使用用具などの基本的な情報から、国際大会での戦績についても触れます。
近年急激に力をつけている髙見真己のプロフィールを見ていきましょう。
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このページの目次
髙見真己とは?
髙見真己は、2019年の全日本選手権のダブルスで同じ愛知工業大学の松山祐季とペアを組み、準優勝に輝いています。決勝では張本智和・木造勇人ペアにフルゲームの末、惜しくも敗れましたがこれからの活躍が楽しみな選手の1人です。また、2017年の世界ジュニア選手権では団体準優勝、ダブルス3位という好成績を残すなど、国際大会でも活躍し始めています。
写真:髙見真己/撮影:伊藤圭
Tリーグにも参戦しており、現在はT.T彩たまに所属しています。
他にも数多くの大会で好成績を残している髙見真己のプロフィールを見ていきましょう。
プロフィール
髙見真己は、1999年6月30日生まれの20歳(2020年6月時点)で岐阜県出身です。
中学校から愛工大付属に入学し、高校でも同じく愛工大名電に進学し2年生のときに全国高等学校卓球選手権で団体とダブルスの2種目で優勝、シングルス準優勝という素晴らしい結果を残しました。そして3年生の時には団体とダブルスの2種目で優勝しましたが、シングルスは惜しくも優勝した戸上隼輔に準々決勝で敗れベスト8に終わりました。
写真:松山祐季(写真右)と髙見真己(写真左)/撮影:ラリーズ編集部
この頃から国際大会でも活躍し始めており、2017年の世界ジュニア選手権でダブルス3位、2017年のベルギーオープンでシングルス準優勝などの実績を残しています。
現在は愛知工業大学へと進学していて、数々の国際大会に出場しています。最近では2019年のタイオープンのU21男子シングルスで準優勝と結果を着実に残しています。また、2019年の全日本選手権では松山祐季とペアを組んだダブルスで準優勝を果たしました。
2019年からはTリーグにも参戦し、T.T彩たまに所属しています。セカンドシーズンには、木下マイスター東京の田添響に敗れたものの、初めてのTリーグ出場を果たしました。
プレースタイル
髙見真己の戦型は、右シェーク裏裏ドライブ型です。両ハンドの安定感があるため、自分から試合を崩すことが少なく、ミスがあまりなく着実に得点を重ねているという印象です。特にラリーになると両ハンドの安定感がひかり、堅実なラリーで得点することが多く見られます。
使用用具
髙見真己の使用用具は、ラケットはバタフライの「ティモボルALC」を使用しており、ラバーはフォア面にバタフライの「テナジー05」でバック面にバタフライの「テナジー80」を使用しているようです。
世界ランキング
髙見真己の世界ランキングは、2017年1月の402位でしたが、1年後の2018年1月には173位へと急上昇し、2018年の9月には自身最高の145位まで上り詰めています。2020年4月での発表では292位とランキングが落ちていますが、今後国際大会への出場が増えればランキングはさらに上がるでしょう。これからの活躍が楽しみな選手です。
国内大会での主な戦績
2013年 | 全日本卓球選手権 | カデットシングルスベスト4、カデットダブルスベスト4 |
2016年 | 全国高等学校卓球選手権 | 団体優勝、ダブルス優勝、シングルス準優勝 |
2017年 | インターハイ | 学校対抗優勝、ダブルス優勝(木造勇人ペア) |
全日本卓球選手権 | ジュニアシングルス3位 | |
2019年 | 全日本卓球選手権 | ダブルス準優勝(松山祐季ペア) |
国際大会での主な戦績
2014年 | スロバキアジュニアオープン | ジュニアダブルス優勝 |
2016年 | ジュニアサーキット・ハンガリー大会 | ジュニアダブルス優勝 |
2017年 | 世界ジュニア選手権 | 団体準優勝、ダブルス3位(木造勇人ペア) |
ベルギーオープン | シングルス準優勝 | |
ジャパンオープン | U21シングルス3位 | |
ベラルーシオープン | ダブルス準優勝(木造勇人ペア) | |
2019年 | タイオープン | U21シングルス準優勝 |
まとめ
2019年に開催された全日本のダブルスでは準優勝に輝く活躍を果たし、同じ愛工大名電で活躍した松山、木造、田中らとともに活躍が期待される髙見真己。さらに成長すれば今後の日本の卓球界を引っ張る選手となるでしょう。髙見真己の今後の活躍に期待が高まります。