文:ラリーズ編集部
国内大会や国際大会で活躍の場を広げ、数々の好成績を残している松山祐季を紹介します。プロフィール、プレースタイル、使用用具などの基本的な情報から、世界ランキングを上げる要因にもなっている国際大会での戦績についても触れます。
国内外で好成績を残し、成長し続けている松山祐季。これからの活躍が楽しみでなりません。そんな松山祐季のプロフィールを見ていきましょう。
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松山祐季とは?
写真:松山祐季/撮影:ラリーズ編集部
松山祐季は2017年のITTFチャレンジスロベニアオープンU21で優勝や2019年の全日本選手権でダブルス準優勝、2020年の全日本学生選抜優勝など国内外で活躍している選手です。
他にも数々の大会で優勝を飾っている松山祐季のプロフィールを見ていきましょう。
プロフィール
松山祐季は1998年7月21日生まれの22歳(2021年4月時点)で、愛知県春日井市出身です。
中学は愛工大付属中学に入学、高校は愛工大名電高校に進学すると、2015年のインターハイではシングルスベスト4、ダブルスでは木造勇人とペアを組んで優勝を果たしました。2016年のインターハイではチームの団体優勝に貢献し、シングルス・ダブルスではベスト4と好成績を残しました。
写真:松山祐季/撮影:ラリーズ編集部
大学は愛知工業大学に進学すると、2019年には全日本選手権ダブルスで1つ年下であり、中学、高校、大学と同じ学校に通う高見真己とペアを組み、準優勝しました。国内だけでなく、2017年のITTFチャレンジスロベニアオープンU21男子で優勝、2018年のITTFワールドツアーチェコオープンU21で3位と国際大会でも活躍の場を広げています。
写真:松山祐季(写真左)・髙見真己/撮影:ラリーズ編集部
2020年11月には全日本学生選抜強化大会で優勝し、「全国優勝はカブ以来なので嬉しいです。今大会、最初はあまり調子はよくなかったんですけど、試合を重ねるごとにどんどん調子を上げることができた」とコメントを残しています。
写真:松山祐季/撮影:伊藤圭
また、2019年からはTリーグにT.T彩たまから参戦しましたが、サードシーズンを持って契約満了により退団が決まりました。サードシーズンの成績はシングルス0勝2敗、ダブルス2勝2敗でした。
写真:松山祐季(T.T彩たま)/提供:©T.LEAGUE
2021年4月からは日本卓球リーグ実業団連盟に所属している協和キリンでプレーすることが決まっています。
Twitterではプライベートなことから卓球のことまで様々なことを呟いており、フォロワー数も6000人超えと人気選手の1人です。選手のモノマネが得意という隠れた特技も持っています。
松山祐季Twitter
プレースタイル
松山祐季の戦型は右シェーク裏裏ドライブで、フォアドライブのフルスイングが持ち味の攻撃型です。中陣でのフォアハンドの打ち合いに強く、強靭なフットワークを生かしフォアハンドで動き回るプレースタイルです。豊富な運動量とダイナミックな両ハンドでのラリー戦も得意としています。
使用用具
松山祐季は、バタフライ契約選手のため、用具はバタフライの物を使用しています。
ラケットはスーパーZLカーボンシェーク/インナーファイバー仕様の特注品を、ラバーは両面ともに「ディグニクス05」を使用しているようです。
世界ランキング
松山祐季の世界ランキングは2017年1月時点で245位でしたが、同年4月に開催されたITTFチャレンジスロベニアオープンU21の男子シングルスで優勝すると、そこから急上昇し、2018年4月には自己最高位でもある97位まで更新しました。
国内大会での主な戦績
2015年
全日本選手権 ジュニアシングルスベスト8
2017年
全日本選手権 男子ダブルスベスト4(木造勇人ペア)
2019年
全日本選手権 男子ダブルス準優勝(高見真己ペア)
国際大会での主な戦績
2011年
チェコオープン:カデット男子ダブルス優勝(水谷良紀ペア)
2012年
ポーランドオープン:カデット男子ダブルス優勝(木造勇人ペア)
2015年
スウェーデンオープン:ジュニア男子シングルス優勝
2017年
スロベニアオープン:U21男子シングルス優勝
2018年
チェコオープン:U21男子シングルスベスト4
まとめ
全日本選手権ではダブルスで結果を残した松山祐季。大学最後の全日学選抜で優勝し、勢いそのままに実業団へと進みました。まだ22歳(2021年4月時点)と若く、まだまだこれからの活躍が期待されます。