文:ラリーズ編集部
今回は、全日本カブやホープスで入賞、全日本ジュニア女子で3位入賞を果たした秀才、面手凛(山陽学園中)を紹介します。プロフィール、使用用具、プレースタイルなどの基本的な情報から、国際大会での戦績についても触れていきます。
このページの目次
面手凛とは?
写真:面手凛/撮影:ラリーズ編集部
面手凛は全日本カブやホープスで好成績を収め、中学でも全国屈指の実力を誇るプレーヤーです。国際大会でも女子団体の準優勝に貢献しています。
中学生ながら大人顔負けのラリーの強さを誇り、全日本ジュニアでもベスト4に入った面手凛のプロフィールについて詳しく見ていきましょう。
面手凛のプロフィール
写真:面手凛/撮影:ラリーズ編集部
面手凛(めんでりん)は、2007年12月31日生まれの15歳(2023年1月時点)です。岡山県出身で、小学生の時には地元の名門クラブであるTCマルカワに所属し、全国大会に出場していました。2017年に全日本カブ女子シングルスで優勝すると、翌2018年にはホープスで準優勝を飾りました。
2019年の全日本ホープスでは準決勝で張本美和(木下アカデミー)に敗れるもベスト4に入っています。同年には張本と団体を組んで中国オープンに出場、カデット女子団体で準優勝を収めています。小学校卒業後は強豪の山陽学園中に進学しました。
中学生になってからは、後藤杯や大阪国際招待卓球選手権のカデット女子シングルスで優勝しています。2022年には全日本選手権ジュニア女子シングルスで3位入賞を果たし、Tリーグ・木下アビエル神奈川への所属も発表されました。
Tリーグでは、ダブルスは石川佳純(全農)とペアを組んで2試合に出場し、1勝1敗と勝ち星を挙げています。同年4月には女子ジュニアナショナルチームへの所属も発表され、国際大会への出場も増えることが予想されます。
面手凛のプレースタイル
面手凛は右シェーク裏裏の攻撃型で、リーチの長さを活かしたフォアハンドのラリーの強さが特徴です。
両ハンドのラリーも得意ですが、特にフォアハンドは鋭いコースに打たれても対応できるほど安定していてミスが少ないです。バックハンドは早い打点でありながらもしっかりとボールを持って回転をかけることができます。
また、巻き込みサービスは回転の強弱が読みづらく、得点源になることもよくあります。
面手凛の使用用具
面手凛の用具は、ラケットにBUTTERFLYの『インナーフォースレイヤーZLC』、ラバーは両面に『ファスタークG-1』を使用しているそうです。ラケットは以前、Nittakuの「アコースティック」シリーズを使用していました。
『インナーフォースレイヤーZLC』はカーボンの中でも飛距離の出やすいZLカーボンを木材の内側に搭載したラケットで、飛距離が出ながらもボールを掴んで飛ばすことができます。『ファスタークG-1』は安定して威力のあるボールを出せる大人気ラバーです。
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面手凛の世界ランキング
面手凛の世界ランキングは2022年5月時点でありません。2019年以降、国際大会には出場していません。自身最高ランクはジュニアの部で2020年1月の473位、カデットの部で2020年3月の96位です。
面手凛の国内での大会成績
2017年 | 全日本選手権(カブの部) | 女子シングルス:優勝 |
2018年 | 全日本選手権(ホープスの部) | 女子シングルス:準優勝 |
2019年 | 全日本選手権(ホープスの部) | 女子シングルス:ベスト4 |
名古屋オープン | ホープス女子シングルス:優勝 | |
2020年 | 名古屋オープン | カデット女子シングルス:優勝 |
大阪国際招待卓球選手権 | カデット女子シングルス:優勝 | |
2021年 | 全中 | 女子シングルス:ベスト16、女子団体:ベスト8 |
2022年 | 全日本選手権 | ジュニア女子シングルス:ベスト4 |
全中選抜 | 女子団体:準優勝 | |
全中 | 女子シングルス:優勝、女子団体:ベスト4 |
面手凛の国外での大会成績
まとめ
中学生ながら全日本ジュニアで好成績を残した秀才が、日本国内や国際大会で次世代を担う選手へと成長できるか。今後の彼女の活躍に注目です。