文:ラリーズ編集部
実業団のサンリツに所属し、松平賢二・健太を兄に持つ松平志穂を紹介します。プロフィール、使用用具、プレースタイルなどの基本的情報から、国内外の大会での実績についてもふれます。
このページの目次
松平志穂とは?
松平志穂は、Tリーグファーストシーズンからセカンドシーズンまで日本ペイントマレッツに所属した選手です。2020年からは日本卓球リーグの実業団・サンリツに所属し、プレーしています。
松平志穂のプロフィール
松平志穂(まつだいらしほ)は1995年6月28日生まれの29歳(2025年4月時点)で、石川県七尾市出身です。兄弟には長男の敏文と次男の賢二と三男の健太がおり、卓球一家に生まれました。
写真:松平志穂/撮影:ラリーズ編集部
中学校は四天王寺羽曳ヶ丘中学、高校は四天王寺高校と、中学・高校と強豪の名門校で腕を磨きました。
2012年の全日本選手権のジュニア女子シングルスで優勝。そして2014年には全日本選手権の一般の部でベスト8入りしています。一方、国際大会では、2013年の世界選手権でシングルスベスト32。2017年から1年間ドイツのブンデスリーガに参戦し、シーズンで個人2位の成績を残すなど力をつけています。
Tリーグでは日本ペイントマレッツで2年間プレーしましたが、現在は、日本卓球リーグ実業団連盟に所属するサンリツに移り、プレーを続けています。
写真:松平志穂/撮影:ラリーズ編集部
2021年2月には結婚を発表し、同年3月の東京優勝大会では女子シングルスで優勝。さらに、全日本社会人選手権の女子ダブルスで優勝を果たすなど、飛躍の一年となりました。そして、2024年には全日本選手権で現役引退を表明しました。
松平志穂のSNS
X(旧Twitter)
現役最後の全日本。
気づけば24年間、まだ実感はありません。
好きなことをやれて幸せ、シンプルに卓球が好きです!応援に駆けつけてくれた方、苦しい時励みになりました。ボードも作ってくれてありがとうございます😊
これからの事はまた後々、本当にありがとうございました!また宜しくお願いします pic.twitter.com/ZYhombS2wf— 松平 志穂 (matsudaira shiho) (@shiiiichan0628) January 28, 2024
松平志穂のプレースタイル
松平志穂の戦型は、右シェーク裏裏ドライブ型です。特徴は変幻自在のしゃがみこみサーブです。
しゃがみこみサーブといえば、兄の健太も得意で有名ですが、兄に負けないほどサーブを武器としています。変化の激しいサーブから速攻で3球目を決めることもあれば、回転量の多いバックドライブを軸としてラリーに持ち込み得点するパターンを得意としています。
松平志穂の使用用具
松平志穂のラケットはSTIGAの『クリッパー CR WRB』で、フォア面にバタフライの『テナジー05』バック面はバタフライの『テナジー64』を使用しています。
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松平志穂の世界ランキング
2025年4月時点で松平志穂は世界ランキングを持っていません。最高ランキングは70位(2014年9月)です。
松平志穂の国内大会での主な戦績
2008年 | 全中 | 女子団体:優勝 |
2009年 | 全中 | 女子団体:優勝 |
2010年 | 全中 | 女子シングルス:ベスト8、女子団体:優勝 |
2013年 | 全日本選手権 | ジュニア女子シングルス:優勝 |
インターハイ | 女子シングルス:ベスト8、女子学校対抗:優勝 | |
2014年 | 全日本社会人選手権 | 女子シングルス:ベスト8 |
2015年 | 全日本選手権 | 女子シングルス:ベスト8 |
2017年 | 全日本社会人選手権 | 女子シングルス:ベスト8 |
2018年 | 全日本社会人選手権 | 女子シングルス:ベスト8 |
2021年 | 東京優勝大会 | 女子シングルス:優勝 |
全日本社会人選手権 | 女子ダブルス:優勝(ペア:有延優希) |
松平志穂の国際大会での主な戦績
2013年 | 世界選手権パリ大会 | 女子シングルス:ベスト32 |
2019年 | タイオープン | 女子シングルス:ベスト16 |
まとめ
実業団に活躍の場を移したものの、まだまだ成長が著しい松平。最後まであきらめることない粘りのプレーに目が離せません。