【特集:東京2020期待の星】打倒中国の切り札!?全日本ジュニア女王、長崎美柚


東京2020期待の星」をテーマに、東京五輪に向けた注目選手を紹介する特集コーナー。

今回は、高校2年生まで出場できるハイレベルな2018年の全日本ジュニアを中学生ながら制したことで、東京五輪出場への期待が膨らんでいる長崎美柚(ながさきみゆう)を紹介する。

長身を活かした両ハンドの攻撃力が魅力の長崎美柚

2002年生まれ現在15歳の長崎美柚の特徴は、中学生ながら身長160cmを超える恵まれた体格と、長いリーチを活かした両ハンド攻撃である。

その左腕から繰り出されるしなやかな両ハンド攻撃に加え、チキータやサーブなどの緻密な技術に光るものがある。

所属は張本智和や、木原美悠などと同じく、JOCエリートアカデミー。強くなる環境に身を置きながら、日々練習に取り組んでいる。

2018年2月の世界ランキングは130位であるものの、石川佳純や、伊藤・平野・早田の17歳トリオを追いかける存在として、東京五輪代表への期待が高まっている選手だ。

長崎美柚のこれまでの主な戦績

・2010 全日本ホカバ バンビの部 優勝
・2012 全日本ホカバ カブの部 優勝
・2014 全日本ホカバ ホープスの部 優勝
・2014 東アジアホープス 優勝
・2017 世界ジュニア代表

全日本卓球選手権大会ホープス・カブ・バンビの部の全ての階級を見事に制覇している。

実は、女子でホカバを全て制したのは福原愛以来。驚くべき記録である。

さらに世界ジュニアにも代表として出場し、団体戦全勝の大活躍を見せた。

長崎美柚の全日本卓球2018の結果

・女子ジュニア 優勝
・女子シングルス 4回戦敗退
・女子ダブルス 3回戦敗退

シニア種目では振るわなかったものの、女子ジュニアでは中学生ながら見事優勝。優勝まではフルゲームが続いたが、その全てを持ち前の勝負強さで乗り越えた。

長崎美柚、全日本ジュニア優勝までの道のり

準々決勝
3-2(11-8, 11-5, 9-11, 6-11, 11-9) 出雲美空(遊学館高校・石川)

準決勝
3-2(11-6, 9-11, 9-11, 11-9, 11-9) 大藤沙月(ミキハウスJSC・大阪)

決勝
3-2(5-11, 5-11, 13-11, 11-8, 11-8) 塩見真希(四天王寺高校・大阪)

準々決勝から全てフルゲームを制しての優勝である。特に決勝の塩見との対戦では、第1ゲーム、第2ゲームをあっさりと5点で失ったところから逆転を見せた。追い込まれてからでも試合を立て直せる対応力の高さが伺えた。

打倒中国への切り札か!?長崎美柚が見せた世界ジュニアでの活躍

長崎の両ハンドは、中国選手にも通用するかもしれないと注目されている。

というのも、2017年の世界ジュニアの女子団体決勝の3番で起用された長崎美柚は、石洵瑶(2016年世界ジュニアチャンピオン)に勝利したからだ。

石洵瑶のチキータや積極的な攻撃を見事にカウンターで捌き、中国チームに一矢報いた。

今後もそのプレーに磨きをかけながら東京五輪への切符を掴み、オリンピックの舞台でも中国選手を倒すことができるのか。今後も長崎美柚から目が離せない。

(他の紹介選手一覧はこちら

文:中川正博(Rallys編集部)

この記事のURLとタイトルをコピーする
前の記事へ
次の記事へ
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
Twitter で フォローする