【今日の1試合】勝負を分けた長崎の「閃き」とは|卓球動画


監修:板垣孝司(TSVクニックスホーフェン ヘッドコーチ、シェークハンズGM

両選手の特徴

大野選手はコンパクトなフォームから繰り出す正確な両ハンドのブロックで相手を追い詰める好選手です。そして最も見逃せないのはフォア前に出されたサーブに対して自信を持って深くツッツキができる「台上のフォアツッツキ」です。深く入ったツッツキは一撃のドライブが打てないので、さらに大野選手の長所である
両ハンドでのブロックを引き立てている「最強の準備打」と言えます。

対する長崎選手は、しなやかな両ハンドドライブを操る次世代のホープ。切れ味鋭いサウスポーからのサーブ三球目は威力があり、心境著しいバックハンドもボールに伸びがあります。まだミスは目立つものの一度捉えた時のボールのキレは天下一品です。思い切りの良さにミスの少なさが加わったなら、
飛躍的なチャンスをつかむことができる選手でしょう。

見どころ

サーブ三球目からどんどん攻めてくるサウスポーの長崎選手に対し、得意の台上ツッツキで「打たせて」から自分の展開を作る大野選手の試合は、サーブレシーブの一瞬の駆け引きでめまぐるしく展開が変わります。先に先手を取った大野選手に対し、長崎選手は….

勝負を分けたこの1本

※ページトップと同一の試合動画について、再生開始箇所を調整してお送りします。


4ゲーム目5-6の場面で長崎選手が出したサーブ

大野選手がゲームカウント2-1でリード。ここで大野選手が1本取ると7-5となり長崎選手は万事休すとなる。
この場面で長崎選手が出したサーブがネットインしレット。仕切り直して次に出したサーブが勝負を分けた。

ここまで大野選手のフォア前を中心にサーブを出していた長崎選手。大野選手の得意の「台上での正確なフォアハンドツッツキレシーブ」を打たされてからブロックでかき回されていた感があります。この場面では深く入るフォアツッツキをさせないバック前へのサーブを選択、しかしネット。
次に選んだサーブはツーバウンドさせない横下回転サーブ。このサーブはツッツキのできないサーブで、大野選手がとっさにドライブに切り替えるがレシーブミス。

ここまで正確無比なプレーをしていた大野選手ですが、このレシーブミスから急にコンピュータが狂い始めます。今までなかった台上のミスが出るようになってしまいます。これは「ハーフロングサーブ」、台から少し出るサーブを混ぜられたため「打つのかツッツキをするのか」の長さの判断が難しくなったからと言えます。

板垣’S EYE

「ガッツリ」ツッツキをして振り回した大野選手の勝利か、と思いましたが、たった一本のドライブレシーブのミスから崩れてしまいました。方や、どんなにリードされても諦めなかった長崎選手。ほんの一瞬の駆け引きの結果は、長崎選手の「閃めき勝ち」でした。しかし、あの一本の結果次第では勝敗が逆になったかもしれません。

試合情報

大会名:2017東京卓球選手権 女子シングルス 3回戦
選手名:長﨑美柚(JOCエリートアカデミー)vs大野順子(朝日大)
大会種別:個人戦、シングルス、国内
試合結果:長崎3-2大野
フルバージョン動画はコチラ

映像提供:LaboLive

監修協力:Shakehands

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