文:ラリーズ編集部
今回は、元日本代表の若宮三紗子を紹介します。プロフィール、使用用具、プレースタイルなどの基本情報から、国際大会の成績などに触れていきます。
このページの目次
若宮三紗子とは?
若宮三紗子は、日本代表として世界選手権銀メダルを獲得しており、ダブルスの名手として知られる元卓球選手です。現在は、Tリーグのトップおとめピンポンズ名古屋の監督を務めています。
若宮三紗子のプロフィール
若宮三紗子(わかみやみさこ)は1989年6月23日生まれの34歳(2023年10月時点)で、香川県多度津町出身です。
幼少期から卓球を始め、三豊市立高瀬中、尽誠高でプレー。高校時代には、インターハイ女子シングルス優勝を果たしました。高校卒業後は立命館大に入学し、1年次に全日学シングルス・ダブルス2冠を達成しました。
その後は、20歳のときに立命館大学を中退。実業団の日本生命に入社し、実業団選手として活躍しました。2010年から全日本選手権女子ダブルス4連覇という偉業を達成しており、ダブルスの名手として知られています。また、2016年の世界選手権団体戦では銀メダルを獲得しています。
2012年に全身性エリテマトーデスという難病と診断されており、病気と闘いながら国際大会の舞台で活躍し続けていました。現役引退後に初めて病名を公開しています。
2018年3月に現役を引退し、現在は、VICTASのアドバイザリースタッフ、Tリーグ解説、講演会、又、多くの資格を生かし、多分野で活動しています。2021年には、Tリーグ「トップおとめピンポンズ名古屋」の監督に就任し、Tリーグ初の女性監督として活躍しています。
若宮三紗子のSNS
X(旧Twitter)
あっという間の2021年でした‼︎
沢山の方に出会い、助けてもらい、応援してもらい、刺激的な1年でした。
来年もさらに挑戦していきます!
2022年もよろしくお願いします🙇♀️🙇♀️#トップおとめピンポンズ名古屋 #感謝 pic.twitter.com/3MHcjOcsVa— 若宮三紗子 (@misa010623) December 31, 2021
若宮三紗子のプレースタイル
若宮三紗子は左シェーク裏表の前陣速攻型で、精度の高いハイトスサーブと、強烈なフォアハンド、変化の大きいバック表のボールを武器に試合を進めます。
精度の高いハイトスサーブは、回転量が大きく、サーブからの展開を非常に有利な展開にしています。相手のレシーブが崩れると、バックの表で押し込んだり、強烈なフォアハンドをお見舞いしたりと、得意な展開が多く見られます。
フォアハンドはかなりリスキーなプレーをする時も多く、回り込んでの一発や、ハーフロングのボールをスピードドライブで返すなど、見ていて気持ちの良いプレーをしてくれます。
バック表の使い方が非常にうまく、表の緩急を生かしたブロックや、ミート打ちなど、表らしい、多彩な打法で相手を翻弄します。ダブルスではこの表の使い方が相手に大きく刺さるため、ダブルスの名手と呼ばれるほどにダブルスがうまい理由が分かります。
若宮三紗子の使用用具
若宮三紗子はVICTASのアドバイザリースタッフであり、ラケットはVICTASの『丹羽孝希ウッド(Koki Niwa Wood)』、フォア面はVICTASの『V>15 Extra』、バック面はVICTASの『VO>103』を使用しています。
若宮三紗子の世界ランキング
2023年10月時点で、若宮三紗子は世界ランキングを持っていません。若宮三紗子の最高ランキングは24位(2016年1月)です。
若宮三紗子の国内大会の主な成績
2007年 | インターハイ | 女子シングルス:優勝 |
2008年 | 全日学 | 女子シングルス:優勝、女子ダブルス:優勝 |
2010年 | 全日本選手権 | 女子ダブルス:優勝 |
2011年 | 全日本選手権 | 女子ダブルス:優勝 |
2012年 | 全日本選手権 | 女子ダブルス:優勝、混合ダブルス:優勝 |
ジャパントップ12 | 女子シングルス:優勝 | |
2013年 | 全日本選手権 | 女子ダブルス:優勝 |
2015年 | 全日本選手権 | 混合ダブルス:準優勝 |
若宮三紗子の国際大会の主な成績
2012年 | アジア選手権 | 混合ダブルス:銅メダル |
2013年 | 世界選手権パリ大会 | 女子ダブルス:ベスト8 |
2015年 | ハンガリーオープン | 女子シングルス:優勝 |
アジア選手権 | 混合ダブルス:銅メダル | |
2016年 | 世界選手権ハルムスタッド大会 | 女子団体:銀メダル |
まとめ
現在もなお卓球界に関わり続け、活躍の幅を広げる若宮三紗子。今後も卓球界の発展に貢献してくれることでしょう。