袁励岑(ユアンリツェン)の使用用具・大会成績・プロフィール | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:袁励岑(ユアンリツェン・中国)/提供:WTT

卓球選手紹介 袁励岑(ユアンリツェン)の使用用具・大会成績・プロフィール

2024.06.01

文:ラリーズ編集部

今回は、WTTファイナルズドーハの男子ダブルスで優勝を飾った袁励岑(ユアンリツェン・中国)について紹介します。プロフィール、使用用具、プレースタイルなどの基本的な情報から、国際大会での戦績についても詳しく紹介します。

袁励岑とは

袁励岑は、中国の若手選手です。中国代表として世界選手権などに出場した経験はないものの、ここ数年でメキメキと実力をつけてきており、2023年の世界選手権ダーバン大会のアジア予選大陸会では、馬龍(マロン・中国)と組んだ男子ダブルスで予選突破を果たしました(本大会への出場はなし)。

袁励岑のプロフィール

袁励岑(ユアンリツェン/Yuan Licen)は2000年5月28日生まれの24歳(2024年6月現在)で、中国の遼寧省鞍山市出身です。

幼少期から身体が弱かった袁励岑は、心配した母親に連れられて入った卓球クラブで卓球を始めました。そのクラブでみるみるうちに上達していった袁励岑は、9歳の若さで遼寧省チームに入団します。そして、2015年の全中国少年選手権で優勝を果たすと、国家チーム入りを果たしました。

その後も着実に成長を遂げていった袁励岑は、2018年の全中国青年選手権でシングルス5位入賞を果たし、団体では遼寧省チームを優勝に導きました。

この頃から国際大会にも出場するようになった袁励岑は、ジュニアの大会で着実に結果を残していくと、2019年のベラルーシオープンでは自身初のワールドツアーシニア部門参戦を果たし、男子シングルスベスト8の成績を残しました。

このように国内外で結果を残していた袁励岑でしたが、層の厚い中国においては飛びぬけた成績を残していたとは言えず、世界ジュニア選手権などの大会で中国代表に選出されるまでには至りませんでした。

シニアに本格転向してから勝負をかけていきたい袁励岑でしたが、2020年に新型コロナウイルスの感染拡大によって国際大会への出場ができなくなり、貴重な20代前半の数年間を潰されてしまうことになります。

悔しい思いをした袁励岑でしたが、国際大会が本格的に復活しはじめた2022年からは数多くの大会に出場。2022年はWTTコンテンダードーハで優勝、WTTフィーダードーハで準優勝を飾ると、翌2023年にはレベルの高いWTTスターコンテンダーバンコクでベスト4入りを果たし、世界ランキングも一気に20位台まで上げるなど、確かな成長を見せました。

袁励岑のプレースタイル

袁励岑の戦型は左シェーク裏裏ドライブ型です。

袁励岑の使用用具

袁励岑の使用用具は現在調査中です。

袁励岑の世界ランキング

袁励岑の世界ランキングは159位(2024年6月時点)で、最高ランキングは23位(2023年5月)です。

袁励岑の主な戦績

2022年 WTTコンテンダードーハ 男子シングルス:優勝
WTTフィーダードーハ 男子シングルス:準優勝、混合ダブルス:準優勝
2023年 WTTコンテンダードーハ 男子ダブルス:ベスト4(ペア:向鵬)
WTTフィーダードーハ 男子ダブルス:優勝(ペア:向鵬)、混合ダブルス:ベスト4(ペア:張瑞)
WTTスターコンテンダーバンコク 男子シングルス:ベスト4
WTTコンテンダーラゴス 男子ダブルス:準優勝(ペア:向鵬)
WTTコンテンダーザグレブ 男子ダブルス:優勝(ペア:林詩棟)
WTTスターコンテンダーリュブリャナ 男子ダブルス:準優勝(ペア:馬龍)
2024年 WTTファイナルズドーハ 男子ダブルス:優勝(ペア:向鵬)
WTTスターコンテンダードーハ 男子ダブルス:優勝(ペア:梁靖崑)
WTTコンテンダー太原 男子ダブルス:ベスト4(ペア:徐瑛彬)

まとめ

卓球帝国・中国の成長株である袁励岑。まだまだ伸びしろを感じさせる彼の今後の活躍にも期待です。

【連載】なぜ中国は卓球が強いのか?

>>水谷隼や丹羽孝希が語る!なぜ中国は卓球が強いのか