幼少期から好成績を残し、現在でもTリーグや国内大会、国際大会で好成績を残し続け、世界で活躍している浜本由惟を紹介します。プロフィール、プレースタイル、使用用具などの基本的な情報から世界ランキングを上げる要因にもなっている国際大会での戦績についても触れます。
日本を代表する選手として、トップを走り続けている浜本由惟。今回はそんな浜本由惟のプロフィールを見ていきましょう。
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浜本由惟とは?
写真:浜本由惟(木下アビエル神奈川) /撮影:ラリーズ編集部
浜本由惟は全日本選手権のホープスの部やカデットの部などで優勝するなど幼少期から注目を浴び、同世代のエースとして活躍してきました。また、卓球の実力だけでなく、モデルとしての活動経験もあり、語学も堪能で、中国語や英語を話すことも出来る才色兼備であると話題になり、注目を浴びてきた選手です。
最近では、オーストリアでの国籍取得を希望していて、2019年スロベニアオープンでオーストリア卓球協会所属として、初勝利したことで話題になりました。
浜本由惟のプロフィール
浜本由惟(はまもとゆい)は1998年7月28日生まれの25歳(2024年2月時点)で、大阪府大阪市出身です。バレーボール選手の父と中国で卓球選手として活躍した母の間に生まれました。
写真:浜本由惟/撮影:ラリーズ編集部
5歳から卓球を始め、2006年の8歳の時に全日本選手権バンビの部女子シングルスで優勝、2009年の同大会のホープス女子シングルスでも優勝し、幼少期から才能を発揮していました。また、小学生の時からモデルをしていて、卓球とモデルを両立しながら、好成績を残していました。
小学校を卒業すると、稲付中学校に進学すると共に、将来、国際大会で好成績を残せるよう選手を育成するJOCエリートアカデミーに入校しました。そのことをきっかけにモデル業を休業し、卓球に専念することになりました。2013年の全日本選手権では中学2年生ながら、高校生に混じり、ジュニア女子シングルスで、準優勝を果たしました。
写真:長﨑美柚・浜本由惟ペア(木下アビエル神奈川)/撮影:ラリーズ編集部
高校は大原学園に進学し、2016年の全日本選手権ではジュニア女子シングルスで優勝、一般の部女子シングルスではベスト8になる活躍をしました。また、2014年にドイツに行き、2015-16シーズンよりドイツ卓球ブンデスリーガに参戦、2015、16年のITTFワールドツアーU21の部で数々の優勝、準優勝を果たし、世界的な選手となりました。
2016年に開催された世界選手権では女子団体の日本代表に選ばれ、見事銀メダルを獲得しました。
Tリーグに参戦するため、2018年からは木下アビエル神奈川に所属しています。2020-2021シーズン(サードシーズン)では、ダブルスで13勝4敗の成績を残し、ベストペア賞を受賞しました。
写真:浜本由惟/長﨑美柚(木下アビエル神奈川)/撮影:ラリーズ編集部
浜本由惟のプレースタイル
右シェーク攻撃型で、174cmの身長から放たれる両ハンドドライブで、前衛のラリー戦で優位に立ち、相手を圧倒するダイナミックなプレーが武器です。また、精度の高いチキータやサービス、守りであるブロックにも定評があります。
浜本由惟の使用用具
浜本由惟のラケットはバタフライの「特注(ZLカーボンシェーク/インナーファイバー仕様)」、ラバーはフォア面が「ディグニクス05」、バック面が「テナジー80」を使用しているようです。
浜本由惟の世界ランキング
浜本由惟の世界ランキングは2015年1月時点で81位だったものの、2015年、2016年の国際大会で数多くの好成績を残し、2017年2月には自己最高位である16位になりました。
その後は徐々にランキングを下げ、2021年4月時点で世界ランキングは125位となっています。
浜本由惟の国内大会での主な戦績
2006年 | 全日本選手権(バンビの部) | 女子シングルス:優勝 |
2009年 | 全日本選手権(ホープスの部) | 女子シングルス:優勝 |
2010年 | 全日本選手権(カデットの部) | 13歳以下女子シングルス:優勝 |
2013年 | 全日本選手権 | ジュニア女子シングルス:準優勝 |
2014年 | 全日本選手権 | ジュニア女子シングルス:3位 |
2016年 | 全日本選手権 | 女子シングルス:ベスト8、ジュニア女子シングルス:優勝 |
2019年 | 全日本選手権 | 混合ダブルス:3位(ペア:田添健汰) |
浜本由惟の国際大会での主な戦績
2010年 | 東アジアホープス | 女子シングルス:優勝、女子団体:優勝 |
2013年 | チェコオープン | U21女子シングルス:優勝 |
ドイツオープン | U21女子シングルス:ベスト4 | |
グランドファイナル | U21女子シングルスベスト4 | |
2014年 | 全日本選手権 | ジュニア女子シングルス:準優勝 |
2014年 | スペインオープン | U21女子シングルス:ベスト4 |
ベラルーシオープン | U21女子シングルス:ベスト4 | |
2015年 | ハンガリーオープン | U21女子シングルス:優勝 |
韓国オープン | U21女子シングルス:優勝 | |
スウェーデンオープン | U21女子シングルス:優勝 | |
グランドファイナル | U21女子シングルス:準優勝 | |
2016年 | ドイツオープン | U21女子シングルス:優勝 |
クロアチアオープン | U21女子シングルス:準優勝 | |
スロベニアオープン | U21女子シングルス:準優勝 | |
ジャパンオープン | U21女子シングルス:準優勝 | |
韓国オープン | U21女子シングルス:優勝 | |
ベルギーオープン | 女子シングルス:準優勝 | |
オーストリアオープン | 女子シングルス:準優勝 | |
世界選手権クアラルンプール大会 | 女子団体:銀メダル | |
グランドファイナル | 女子ダブルス:優勝(ペア:早田ひな)、U21女子シングルス:ベスト4 | |
2017年 | チェコオープン | 女子シングルス:ベスト4 |
まとめ
幼少期からトップとして、今もなお好成績を残し続けている浜本由惟。国内外で活躍する姿は注目せずにいられません。そんな浜本由惟のこれからの活躍に注目です。