文:ラリーズ編集部
今回は、USオープン女子シングルスで優勝を果たし、女子ワールドカップでは平野美宇にも勝利している、北米の期待の若手のチャン・リリー(アメリカ)を紹介します。プロフィール、使用用具、プレースタイルなどの基本的な情報から、国際大会での戦績についても触れていきます。
このページの目次
チャン・リリーとは?
チャン・リリーは、2019年のアメリカ大陸選手権女子シングルスで優勝、女子ワールドカップでは平野に4-3で勝利しベスト4、2020年の同選手権でも準優勝と南北アメリカだけでなく国際大会で活躍する実力を積み重ねてきた選手です。
また、ジュニア時代の2013年からアメリカ選手権女子シングルスで優勝することが多く、若くして才能が開花した選手です。
チャン・リリーのプロフィール
チャン・リリーは1996年6月16日生まれの26歳(2023年5月時点)で、アメリカのカリフォルニア州出身です。
アメリカ代表としても、ロンドン、リオデジャネイロ、東京と3大会連続で五輪出場を果たしています。国際大会でもシングルス、ダブルス問わず勝利を重ねることが多い選手です。特に、USオープンでは2017年から毎年決勝に進出しており、アメリカ国内では1、2を争う実力者です。
チャン・リリーのSNS
Merry Christmas with this amazing table tennis family 🎄🎁🥰 #ChineseSuperLeague #TeamKoala #ITTFWorldProfessionals pic.twitter.com/cd4ZSR7UO6
— Lily Zhang (@lilyannzhang) December 24, 2020
チャン・リリーのプレースタイル
チャン・リリーの戦型は右シェーク裏裏の攻撃型で、前陣に張り付いて積極的に攻撃を仕掛けるのが得意です。また、後ろに下げられたとしても後陣からも振り抜くことができるのが彼女の強みです。
ここ数年で女子卓球にも大きく二つの変化がみられます。
1つは、チキータやフリックなど台上での攻撃を仕掛けることが多くなりました。以前なら、ストップやツッツキ等の台上技術でラリーに持ち込みながらドライブを打てるタイミングを待つのが女子選手に多くみられました。
しかし、現代の女子卓球では相手のサーブに対してチキータやフリックを駆使して上回転系のラリーに持ち込み、両ハンドで振り抜くのが主流になりつつあります。日本でいえば、伊藤美誠や石川佳純、平野に早田ひならトップ選手はこの型に当てはまります。
もう1つは、中後陣でもラリーをすることが多くなったということです。最近では、中国の選手や日本の早田が試合の中で中陣や後陣から威力のあるフォアドライブを打つことがみられます。女子卓球の中でもより威力のある攻撃を求める傾向がみられます。
チャン・リリーはまさに現代女子卓球を吸収した戦型であると言えます。相手のサーブに対してフリックを多用して相手のレシーブの時間をなくし、自分のレシーブのミスを減らしていくのが彼女の卓球の持ち味です。
チャン・リリーの使用用具
チャン・リリーはJOOLAの契約選手で、ラケットがJOOLAの『NOBILIS PBO-C』、ラバーは両面に『Dynaryz AGR』を使用しているそうです。
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チャン・リリーの世界ランキング
チャン・リリーの世界ランキングは24位(2023年5月時点)で、最高ランキングは22位(2023年1月)です。
2019年10月からは50位以上をキープしています。最高ランクは2019年12月と2020年1月の26位です。ジュニア時代の2012年ごろから100位台前半をキープしていて、順調に順位を上げてきています。
チャン・リリーの主な成績
2012年 | アメリカ選手権 | 女子シングルス:優勝 |
2014年 | ユースオリンピック | 女子シングルス:銅メダル |
アメリカ選手権 | 女子シングルス:優勝 | |
2016年 | アメリカ選手権 | 女子シングルス:優勝 |
2017年 | アメリカ選手権 | 女子シングルス:優勝 |
2018年 | USオープン | 女子シングルス:準優勝 |
2019年 | ワールドカップ | 女子シングルス:ベスト4 |
アメリカ選手権 | 女子シングルス:優勝 |
まとめ
南北アメリカを制した女王が、東京オリンピックでもその実力を発揮してくるのか。今後の彼女の活躍に注目です。
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