文:ラリーズ編集部
近年、人気を集めているスポーツとして、卓球があげられます。
2016年のリオデジャネイロ五輪では男子団体で銀メダル、男子シングルスや女子団体で銅メダルを獲得したり、2017年の世界卓球でも石川佳純選手・吉村真晴選手のペアが見事優勝を決めたりするなど、ますます注目が集まっています。
部活動やサークルなどでも人気が高く、温泉宿でも卓球台をよく見かけるため、多くの方が一度は卓球ラケットを手にしたことがあるかもしれません。
最近では、お酒を飲みながら卓球が楽しめる「卓球バー」なども多く見かけるようになりました。
遊び感覚で気軽に楽しむことのできる卓球ではありますが、近年の卓球ブームから、本格的に卓球を行う方も多くなっています。
本格的に卓球を行う上で、卓球に必要となるアイテムをそろえることは大切です。
服装にこだわるのも大切ですが、ボールに与えるスピードやコントロールのしやすさを重視するのであれば、ラケット選びも重要です。また、満足のいくプレーをしたい場合は、ラケット選びだけでなくシューズ選びも重要になります。
今回は、そんな数多くあるアイテムの中でも卓球シューズを選ぶポイントについてご紹介します。
このページの目次
卓球シューズの重要性
卓球を、卓球シューズではなく一般的な体育館シューズで行う姿もよく見かけられます。単純に楽しむためだけの目的で卓球を行うのであれば、それでも特に問題はありません。しかし、本格的に卓球を行うのであれば卓球シューズは慎重に選ぶ必要があります。
卓球は、動きが激しくフットワークの速いスポーツです。そのため、激しい動きに対応できないシューズで行うとシューズが破れたり、満足なプレーができなかったりします。また、筋力の弱い初心者がそのようなシューズで卓球を行うと、捻挫などのケガにつながってしまう場合もあるのです。
もちろん、卓球を行う際に「卓球シューズでなければならない」という規則はありません。しかし、本格的に卓球を行いたいのであれば、激しい動きにも耐えられる卓球シューズがおすすめです。
卓球シューズの選び方のポイント
卓球シューズには、たくさんの種類があります。卓球シューズを取り扱うメーカーは多く、メーカーによってシューズの特徴もさまざまです。そのため、「どんなシューズを選べばいいのか迷ってしまう」という方も多いかもしれません。そこで以下では、卓球シューズを選ぶ際に考慮すべきポイントについてご紹介します。
卓球シューズの選び方・ポイント1~軽さ~
まずあげられるポイントとして、「軽さ」があります。卓球はフットワークの速さが求められる競技であるため、いかに足元が軽量であるかが重要となります。素足に近い感覚のシューズを選ぶことで、フットワークが軽くなり、より俊敏な動きにも対応できるようになります。複雑な動きや俊敏な動きに対応できるシューズを選びたい場合は、軽量性を重視して選ぶのがおすすめです。ただし、軽量感のあるシューズはアウトソールが薄く作られているため、その分足への負担も大きくなります。軽すぎるシューズは疲れやすさにもつながるため、その点を考慮して選ぶようにしましょう。
卓球シューズの選び方・ポイント2~クッション性~
卓球シューズを選ぶポイントには、「クッション性」もあります。フットワークの速さや激しい動きが伴う卓球では、足に大きな負担がかかります。足への衝撃を和らげるには、クッション性が重要です。クッション性のある卓球シューズを選ぶことで足への衝撃が減り、負担を軽減させることができるのです。疲れにくいシューズを選ぶなら、クッション性を重視して選ぶのがおすすめです。ただし、クッション性の高いシューズは厚みがあるため、その分重量感があります。その点を考慮して選ぶようにしましょう。
卓球シューズの選び方・ポイント3~滑りづらさ(グリップ性)~
激しい動きが伴う卓球では、シューズの「グリップ性」も重要となります。卓球を行う体育館には滑りやすい場所が多く、シューズが滑りやすければプレーに悪影響を及ぼしてしまいます。走っては止まり、走っては止まりを繰り返す卓球の俊敏な動きには、グリップ性は欠かせません。地面をいかに上手くつかめるかで、プレーが大きく左右されるのです。ただし、グリップ性が高すぎると膝に負担をかけてしまうことにもつながるため、程よいグリップ感のあるシューズを選ぶ必要があります。その点をしっかりと考慮した上で選ぶようにしましょう。
まとめ
卓球アイテムをそろえる際、ラケットやラバーにこだわるのと同じように「卓球シューズ」にもこだわる必要があります。自分がどのようなプレーをしたいのか、どのようなプレーヤーになりたいのかを明確にした上で、動きやすさを重視したいのであれば軽量性の高いシューズを、疲れにくさを重視したいのであればクッション性の高いシューズを、滑りにくさを重視したいのであればグリップ性の高いシューズを選ぶようにしましょう。