文:ラリーズ編集部
9日、卓球Tリーグ2020-2021シーズンにおける「選手ランク要件」の変更が発表された。選手ランク「S」「AAA」「AA」において、世界ランクによる条件が改定され、全日本選手権による条件が新設された。
>>Tリーガーを最も育成している高校・大学は?卓球選手の出身校ランキング
このページの目次
Tリーグ 選手ランク要件
それぞれの要件のいずれかを満たした場合に選手ランクが付与される。太字箇所が前シーズンから変更となった部分となっている。
直近2シーズン以内の全日本選手権ベスト4以上という要件が新設されたSランクでは、2019年全日本シングルス準優勝の大島祐哉(木下マイスター東京)、ベスト4の木造勇人(琉球アスティーダ)、2020年全日本優勝の宇田幸矢、ベスト4の戸上隼輔(ともに琉球アスティーダ)、吉田雅己(岡山リベッツ)が男子で新たに加わるなど、上位ランク選手が増加することとなった。
選手ランク「S」
・WR20位以内(直近2シーズン以内)【改定】
・オリンピック・世界選手権でシングルスベスト8以上(直近4シーズン以内)
・オリンピック・世界選手権で団体優勝(直近4シーズン以内)
・ワールドツアー(グランドファイナル・T2ダイヤモンド・プラチナ)で優勝(直近2シーズン以内)
・全日本選手権ベスト4以上(直近2シーズン以内)【新設】
選手ランク「AAA」
・WR40位以内(直近2シーズン以内)【改定】
・オリンピック・世界選手権でシングルスベスト16以上(直近4シーズン以内)
・Tリーグ前年シーズンにおいて、シングルスでAAAランクに3勝以上、個人成績13ポイント以上
・ワールドツアー(レギュラー)で優勝(直近2シーズン以内)
・全日本選手権ベスト8以上(直近2シーズン以内)【新設】
選手ランク「AA」
・WR60位以内(直近2シーズン以内)【改定】
・全日本選手権ベスト16以上(直近2シーズン以内)
・Tリーグ前年シーズンにおいて、個人成績5ポイント以上
選手ランク「A」(※変更なし)
・上記は満たさないが、AAランクと対等に対戦できる実力があると認められる選手(少なくとも、AAランクと戦って2〜3回に1回は勝てるレベルの選手)
Tリーグ 所属&出場レギュレーション(※変更なし)
(1)Sランク選手が必ず1名以上所属し、リーグ戦の8チームマッチデー以上に出場すること。
(2)AAAランク以上の選手がリーグ戦およびプレーオフすべてのマッチデーに出場すること。
(3)1つのマッチデーにおいて、Aランク選手は2名まで出場可。
(4)1つのマッチデーにおいて、必ず日本人選手が1名以上出場すること。
(5)リーグ戦4チームマッチ以上に出場する選手が6名以上となるようにすること。
(6)年間の登録選手枠はスポット参戦選手を含めて最大12名まで。
(7)プレーオフ・ファイナルはベストオーダーで臨むこと