卓球用具紹介 卓球・メイス アドバンスを徹底分析!純木材で人気のラケットがリニューアル
2021.05.01
言わずと知れた名作ラケットが集うBUTTERFLYですが、昔から改良を重ねてきたラケットもあります。『メイス アドバンス』もまた、長年にわたって愛され、改良を続けてきたラケットの1つです。
今回は『メイス アドバンス』を徹底分析し、長きにわたり愛されるその性能や、どのようなプレースタイルの選手に適しているかを紹介していきます。
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このページの目次
『メイス アドバンス』とは?
『メイス アドバンス』は、2021年3月1日にBUTTERFLYから発売された5枚合板の純木材ラケットです。BUTTERFLYでは以前にも『メイス』や『メイス パフォーマンス』といったラケットを発売してきましたが、『メイス アドバンス』はそのリニューアルモデルです。
2005年の世界選手権男子シングルスで銅メダルを獲得した名プレーヤー、マイケル・メイス(デンマーク)の独創的なプレーをイメージして作られた、『メイス アドバンス』がどのような特徴を持っているのか見ていきましょう。
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『メイス アドバンス』の重量や厚み
『メイス アドバンス』の平均重量は77gです。これは、BUTTERFLYの一般向けシェークハンドの中では最も軽い部類に入ります。また、ブレードの厚さは6.7mmで、『SK7 クラシック』と0.1mm程度の差しかない厚めのラケットです。
反発特性の値は『SK7 クラシック』や『TB5α』よりも小さく、弾みは控えめです。一方で振動特性の値は大きいため、手に響きにくいです。
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『メイス アドバンス』の特徴
『メイス アドバンス』の主な特徴として、次の点が挙げられます。
軽さと弾みを両立
一般的に純木材ラケットは、5枚合板よりも7枚合板の方が弾みがよく、重くなっています。同じ5枚合板の中でも厚みがあるほど弾み重くなる傾向があります。
しかし『メイス アドバンス』は5枚合板の中で板厚がある方にもかかわらず、重さはシェークハンドラケットの中でも最軽量の部類に入るといった特徴を持っています。これにより、軽さと弾みの両立ができています。
木材の合板の特権である操作性
木材合板ラケットはカーボンやファイバー入りのラケットより弾みが控えめなものが多く、特に台上における操作性には長けています。『メイス アドバンス』もまた、台上でのプレーはもちろんのこと攻守において良いバランスを持っています。
『メイス アドバンス』に向いているプレーヤー
『メイス アドバンス』に適しているのは以下のような選手です。
ある程度基礎技術が固まってきた選手
基本のフォアハンドやバックハンド、ツッツキといった基本技術がある程度身についてきた選手が次に必要となるのはドライブや台上技術です。『メイス アドバンス』であればラケットが軽いためドライブを振りぬきやすく、弾みも控えめであるため安定した打球を可能にします。
台上技術でも安心してチキータやストップなどを狙いに行けます。
重たいラバーを使用している選手
スピン系テンションラバーや粘着ラバーは重量があり、重たいラケットに貼ってしまうと振り切ることが難しくなってきます。『メイス アドバンス』はラケットがとても軽いため、両面に特厚のスピン系テンションラバーを貼ったとしてもラケット全体の重量は重くなりにくいです。
これにより、ラケットの重さに負けることなく強打ができ、ラバーの持ち味も存分に活かすことができます。
ラリーを安定させたい選手
5枚合板の中でも『メイス アドバンス』は弾みがあるため、中陣でも申し分ない威力のラリーを繰り広げることができます。木材合板であるため、自分でコントロールできる部分が多く、弧線も高くなりやすいのでラリーも安定しやすいです。
前中陣でスピード系のドライブを打ちたいけど、ドライブの時にボールが落ちないかどうか不安な選手は一度使ってみる価値ありです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。何度もリニューアルしながらも当時のコンセプトを変えずにきた『メイス アドバンス』を一度試してみてはいかがでしょうか。