文:ラリーズ編集部
卓球人のこだわりグッズを紹介する「俺の卓球ギア」。
第39回となる今回は、関西学生リーグで優秀選手賞や特別賞を受賞するなど、関西卓球界を代表する選手として活躍している上條晃希選手の卓球ギアを紹介する。
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上條晃希の卓球ギア
戦型
右シェーク裏裏
ラケット
インナーフォースZLC(FL・バタフライ)
ラバー
フォア:テナジー05ハード(特厚・バタフライ)
バック:エボリューション MX-P(2.1・TIBHAR)
ユニフォーム
立命館大学のユニフォーム
こだわりのもの
水とphitenのx30のテーピング
※ギアは2019年10月時点のもの
ラリーズ編集部のコメント
長野県の強豪・松商学園高校から立命館大学に進学した上條。高校、大学共に主力として活躍し続けている。
上條はこれまでに、高校3年時の大阪国際選手権一般の部ベスト8、平成28年度全日本学生ダブルスベスト8、平成28、31年度関西学生卓球選手権ダブルス優勝、平成28、30年度関西学生卓球選手権シングルスベスト8と輝かしい成績を残してきている。
写真:上條晃希(写真左・立命館大学)と皆川朝(写真右・現 日野自動車)/提供:上條晃希
上條の使用用具は、インナーフォースZLC(FL)にフォア:テナジー05ハード(特厚)、バック:エボリューション MX-P(2.1)。
高校時代から現在と同じラケットを使用しているそうだ。
「球持ちがいいラケットなので、安定して自分のボールにして打てること」が使用理由となっている。
従来のラケットよりも内側に特殊素材を配置し、ボールをつかむ打球感を実現しているラケットと自分自身の感覚とをマッチさせたラケット選びとなっている。
ラバーのこだわりに関して、フォアとバックのそれぞれについて詳しく教えてくれた。
「フォアのラバーは、最近まではテナジー05を使用していました。しかし、自分で球を持つ感覚があるのにテナジー05だとさらに球を持ってしまって落ちる印象がありました。そこでテナジー05ハードに変えたことで回転のかかったボール、汚いボールが生まれるようになったのでテナジー05ハードを使用しています」。
続いてバックのラバーのこだわりも教えてくれた。
「バックのラバーも元々テナジー05を使っていました。しかし、エボリューション MX-Pに変えてから台上や自分で回転をかけて飛ばす感覚が自分にとても合っていて、テナジーより扱いやすいと感じています」。
こだわりの愛用品として、水とphitenのx30のテーピングをあげてくれた。練習や試合の時、口の中がスッキリとして後味が残らないため水を飲んでおり、phitenのx30のテーピングについては、おまじない程度で気持ちを高める為に試合時に手首に巻いているそうだ。
写真:上條晃希(立命館大学)/提供:上條晃希
今後の目標について、「近い目標としては、全日学ランク入り、全日本ランク入りです。トータルの目標としては全日本社会人、実業団でタイトルを獲り、国際大会に出ることです」と力強く語ってくれた。
これまで関西学生の卓球界を引っ張ってきた上條。今年が学生最後の年、“立命館大学の上條晃希”として、どのような姿を私達に見せてくれるのか。上條の活躍に期待したい。