文:ラリーズ編集部
卓球人のこだわりグッズを紹介する「俺の卓球ギア」。
第44回となる今回は、全日本選手権で水谷隼(木下グループ)、張本智和(木下グループ)といった日本代表選手と対戦経験をもち、カットマンとして国内トップクラスの実力を誇る宮澤僚太選手の卓球ギアを紹介する。
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宮澤僚太の卓球ギア
戦型
右シェーク裏粒
ラケット
松下浩二(ST・VICTAS)
ラバー
フォア:V>01 Limber(MAX・VICTAS)
バック:カールP-1(特薄・TSP)
ユニフォーム
VICTASのユニフォーム
こだわりのもの
卓球用具
※ギアは2019年10月時点のもの
ラリーズ編集部のコメント
宮澤はこれまで春季北信越学生卓球選手権大会で2年連続3冠達成(団体・シングルス・ダブルス)、第46回後藤杯男子シングルスの部で優勝、茨城国体でベスト8と地元・新潟県を代表する選手として活躍している。
これまで輝かしい成績を残してきている宮澤だが、意外なことに卓球を始めたのは中学生からだという。
「小学生のときはソフトテニスをしていたのですが、中学校にはソフトテニス部がなかったので代わりに卓球を始めました。とりあえず部活に入らないのは嫌だったので、仲のいい友達に誘われて一緒に入った感じですね」。
またカットマンになったのも中学三年生になる直前で、攻撃技術が苦手だった宮澤に顧問の先生がカットマンをすすめたのがきっかけだそうだ。
写真:茨城国体でプレーする宮澤僚太(新潟産業大学大学院)/撮影:ラリーズ編集部
宮澤の使用用具は、松下浩二(ST)にフォア:V>01 Limber(MAX)、バック:カールP-1(特薄)。
このラケットとラバーの組み合わせを長い間使い続けているという宮澤。
「ラケットは高校生のときから使っていて、特に変えなくてもいいかなと思っています。
ラバーはV>01 Limberは柔らかめのラバーで感覚的にカットが入りやすくコントロールしやすいです。カールP-1は変化幅が大きいので使っています。
正直なところ、どちらも個人的には使いやすいので大学生のときから変えていません」。
広い守備範囲と粘り強い宮澤のプレースタイルは、長年愛用している用具によって支えられている。
こだわりの愛用品として卓球用具をあげた。用具を大切にする気持ちを忘れないことも強さの秘訣なのかもしれない。
写真:茨城国体でプレーする宮澤僚太(新潟産業大学大学院)/撮影:ラリーズ編集部
思い出の試合としてあげた平成29年度の全日本卓球選手権での水谷隼(木下グループ)との試合についてこう語る。
「あのときはとにかく楽しむことを意識していました。実力差はありましたが、とてもいい経験をすることができました」
今後の目標について「来年からはまた社会人に戻るので、仕事と卓球を両立し、職場でも卓球でも活躍できるように努力したい」と教えてくれた。
中学スタートで全国で活躍する選手まで成長した努力家な一面や用具を大切にする気持ちを忘れない謙虚さからは、宮澤の魅力を垣間見ることができる。今後どのようなプレーで私達を驚かせてくれるのか。これからの宮澤のさらなる活躍に期待したい。