中村廉(原田鋼業)の用具紹介|俺の卓球ギア#49 | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:中村廉(原田鋼業)の卓球ギア/提供:中村廉

卓球用具紹介 中村廉(原田鋼業)の用具紹介|俺の卓球ギア#49

2020.02.18

文:ラリーズ編集部

卓球人のこだわりグッズを紹介する「俺の卓球ギア」。

第49回となる今回は、普天間高校から福岡大学と学生時代は九州のトッププレーヤーであり、現在は原田鋼業で活躍している中村廉の卓球ギアを紹介する。

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中村廉の卓球ギア

戦型
 右シェーク裏表
ラケット
 ダイナスティーカーボン(FL・STIGA)
ラバー
 フォア:ディグニクス80(トクアツ・バタフライ)
 バック:VO>103(2.0・VICTAS)
ユニフォーム
 原田鋼業のユニフォーム
こだわりのもの
 オールドスパイス
※ギアは2020年2月時点のもの

ラリーズ編集部のコメント


写真:全日本混合複では3連覇の森薗・伊藤ペアにフルゲームと迫った。中村廉(原田鋼業・写真右)・庄司有貴(中国電力)/撮影:ラリーズ編集部

父と兄の影響で卓球を始めたという中村は、気づいたら卓球の虜になっていた。中村はこれまでに、九州学生選手権でシングルス、ダブルス、団体で優勝するなど輝かしい成績を残している。

中村の使用用具は、ダイナスティーカーボン(FL)にフォア:ディグニクス80(トクアツ)、バック:VO>103(2.0)。

男子選手では珍しく表ソフトを使用している中村は、「男子選手でバック表の人があまりいないこともあり、バックを上手く使ってフォアで決めるという戦型です。バックは色々な技を使うように意識はしてます」と自らの戦型を語ってくれた。

もともとラケットは木材を使用していたが、社会人になってから特殊素材入りのものに変更した。

「木材だと全体的に球が浅く入ってしまうので、もう少し深く入ってくれることを考えてダイナスティーカーボンにしました。ダイナスティーカーボンは木材に近い感覚でしっかり飛んでくれるので良いです。

フォア面とバック面のラバーの種類が全然違うのでラケット選びは難しいです。社会人になって色々変えてみて今はこれが1番しっくりきてますが、これからも自分に合うラケットを探していきたいです」

異質ラバーだからこそのラケット選びの難しさがあり、妥協しない精神が中村の強さに繋がっている。

ラバーについてもこだわりを教えてくれた。

「フォア面はテナジー05ハードから全日本前にディグニクス80に変更しました。05ハードはスポンジが硬いので鋭いボールが入るのですが安定感があまりなかったのでしっかり回転をかけて連続で打てるディグニクス80にしました。バック面はVO>103を大学時代から使ってます。回転もかけやすく、ブロックした時に表らしいナックルのボールが深く入るので使いやすいです。特に中陣からでも裏ラバーと変わらず強打できるのは良い特徴です

こだわりの愛用品として、オールドスパイスというボディーソープをあげてくれた。日頃から愛用しており、好きな匂いで長続きするのでお気に入りだそうだ。遠征にも持っていってモチベーションを高める事や試合前の日でもこの匂いで落ち着くことができるという。

ここで中村に「今までで一番思い出に残っている試合」「卓球人生におけるターニングポイント」、また「直近の全日本を振り返って感じたこと」を聞いてみた。

今までで一番思い出に残っている試合

前期日本リーグ豊田大会での日鉄物流ブレイザーズ戦ラストで松下海輝に勝利した試合をあげた。

「今までなら格上の相手に対しては競ることができても勝ちきる事ができなかったのですが、この試合は最後まで集中して勝つことができすごく自信になりました」。

直近の全日本を振り返って感じたこと


写真:全日本での中村廉(原田鋼業)・庄司有貴(中国電力)/撮影:ラリーズ編集部

「混合ダブルス(ペア・庄司有貴)で森薗さん、伊藤さんのペアに競ることはできたのですが、結果負けたので悔しかったです。僕自身あまり大舞台に慣れてないのですごく緊張しました。その中で自分のプレーが少し発揮できたので良かったです。最終ゲームは森薗さんの気迫に押されてしまったので、もっと勝ちたいという気持ちを持つことが必要だと感じました

卓球人生におけるターニングポイント

現在勤めている原田鋼業に入社したことがターニングポイントになったそうだ。

「社会人になっても実業団として卓球に集中することができ、さらに学生の頃よりも高いレベルでやることができてるのは自分の成長に繋がっていると思います。これからもこの環境を活かして強くなりたいです」

今後の目標について「全日本と名前のつく大会でランクに入ったことがないので、ランク入りを目指します!!」と力強く語ってくれた。

九州の大学卓球はなかなか注目されにくい現状があるが、中村が活躍することで九州・中国地方の卓球にも注目が集まっていくだろう。今後の中村の活躍に注目していきたい。