文:ラリーズ編集部
卓球人のこだわりグッズを紹介する「俺の卓球ギア」。
第33回となる今回は、横浜隼人高校から早稲田大学に進学し、今シーズンからトップおとめピンポンズ名古屋よりTリーグに参戦する笹尾明日香選手のギアを紹介する。
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笹尾明日香の卓球ギア
戦型
右シェーク裏表
ラケット
馬林エキストラスペシャル(FL・YASAKA)
ラバー
フォア:ラクザ7(特厚・YASAKA)
バック:ラクザPO(中厚・YASAKA)
ユニフォーム
早稲田大学のユニフォーム
こだわりのもの
AirPods、卓球ノート
※ギアは2019年8月時点のもの
ラリーズ編集部のコメント
写真:ユニバーシアード準優勝の女子団体。左から瀬山、前瀧、安藤、笹尾/撮影:森田直樹/アフロスポーツ
これまでの卓球人生で多くのタイトルを獲得してきた笹尾。
高校時代は全日本選手権ジュニアの部で優勝、大学進学後も関東学生新人大会シングルスの部で優勝、全日本学生選抜卓球選手権大会シングルスの部で優勝。また第3回ユニバーシアード競技大会で団体の部で銀メダル、女子ダブルスの部で銅メダル、混合ダブルスの部でベスト8、シングルスの部でベスト16と海外の大会でも活躍している。
写真:笹尾明日香(早稲田大学)/提供:笹尾明日香
笹尾の使用用具は、馬林エキストラスペシャル(FL)にフォア:ラクザ7(特厚)、バック:ラクザPO(中厚)。
小学6年生から同じ用具を使用しているという笹尾。自らの戦型を「サーブやバックでチャンスを作ってフォアハンドで決める」と分析しており、女子選手では珍しく回り込みのフォアハンドドライブを武器の一つとしている。
7枚合板ラケットを使用している笹尾は、ラケットのこだわりについて以下のように語ってくれた。
「馬林エキストラスペシャルはボールをしっかりと掴む感覚があり、パワーも伝わりやすいので使いやすいです。また、飛びすぎてしまうことも少ないので、台上などの細かいプレーもやりやすいと感じています」。
また、ラバーのこだわりについても次のようにコメント。
「フォアのラバーは中学2年生の時にラクザ7ソフトからラクザ7に変更しました。それによってパワー負けすることも少なくなりました。オールラウンドなラバーで、サーブやドライブの際に回転もかかり、ミートや台上もやりやすいので、愛用しています。バックのラクザPOはミート系と回転系のラバーの中間くらいのラバーで、安定性と変化の両方を追求できるので、私に1番合っていると思って使っています」。
笹尾はこだわりの愛用品としてAirPods、卓球ノートをあげた。AirPodsのスヌーピーのカバーは、ユニバーシアード大会の際に韓国選手からプレゼントされたそうだ。
中学1年生から書いているという卓球ノートに関して、内容によって使い分けるという几帳面なこだわりについて教えてくれた。
「通常の卓球ノートには対戦相手の分析や試合後の反省、練習での気づきなどを書きました。ピンクのファイルの方は、先生や先輩から教えられて学んだこと、自分が感じたことを書きました。今でもこのノートを見返すとたくさんの気づきがあります」。
今後の目標については「全日学選抜に引き続き大学の大会で優勝し、全日本選手権でも結果を出したいです。国内外で活躍できる選手になりたいです」と力強く意気込みを語ってくれた。
五輪選考レースに注目が集まっている女子卓球界。大学卓球界、Tリーグを盛り上げるためには、笹尾のさらなる活躍が必要不可欠である。