文:ラリーズ編集部
卓球人のこだわりグッズを紹介する「俺の卓球ギア」。
第24回となる今回は、学生時代、国公立・東北大学医学部医学科に所属しながら、東北学生チャンピオンにも輝いた佐藤泰史選手のギアを紹介する。
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佐藤泰史の卓球ギア
戦型
右シェークフォア粒バック裏
ラケット
バタフライ特注(FL・コファレイトがベース)
ラバー
フォア:フェイントロングⅡ(バタフライ・薄)
バック:太陽PRO已打底(銀河・MAX・40度)
ユニフォーム
東北大学の特注ウェア
卓球ラウンジNOAのウェア
こだわりのもの
ハッピー(クリニーク)
※ギアは2019年7月時点のもの
ラリーズ編集部のコメント
写真:東北大学時代の佐藤泰史/提供:佐藤泰史
佐藤泰史は、学生時代、東北大学医学部医学科に所属し、4年生時には東北学生チャンピオンに輝くなど国公立大学を代表する選手として活躍。
6年生まで東北大学のエースとしてチームを牽引し、インカレでは東北大学を予選リーグ突破に導いた実績も持つ。現在、佐藤は医師となり、時々オープン戦に出場し卓球を楽しんでいるという。
社会人になってフォア粒バック裏に転向を決めた佐藤。使用用具は、バタフライ特注ラケット(FL)にフォア:フェイントロングⅡ(薄)、バック:太陽PRO已打底(MAX・40度)。
用具へのこだわりが強い佐藤は、特注ラケットを使用している。
「ずっと使っていたコファレイトが廃盤になったので、ブレードを普通サイズにしてグリップも握りやすい寸法でコファレイトをベースに作ってもらってます。大学時代は何種類かラケットを使用したのですが、学生時代に東北学生で優勝した時がこのラケットだったので、社会人ではこれを使うことにしました。打球感が柔らかい割には、かなり弾んでくれるので気に入っています」と使用ラケットについてコメント。
写真:東北大学時代の佐藤泰史/提供:佐藤泰史
フォア粒・バック裏という特殊な戦型で戦う佐藤は「プレー領域的には前陣から中陣です。攻撃が苦手でサーブとブロックが得意です。サーブは何を使っても困らないので、ブロックの安定感、変化のつけやすさに重きをおいてラバーを選んでます」とラバー選択で重視する点を明かした。
フォアの粒高ラバーについては「粒はフェイントロングⅡです。粒高を使ったことがなかったので、粒で攻撃するのが上手な知り合いのラバーを真似しました。使いやすくて良いですが、粒に慣れてきたのでこれから何種類か試してみようと思ってます」。
バックの粘着ラバーに関しては「粘着だと自分で伸ばせばもちろん伸びるんですけど、頑張ってなんとかブロックした球がナックルになったり伸びたりして相手が取りにくそうなんです。また、太陽PRO已打底は粒が太いので、粘着の中ではブロックしやすい部類ので高校2年生くらいから愛用してます」。
写真:東北大学時代の佐藤泰史/提供:佐藤泰史
「中高の時に東北大学のユニフォームが格好良くて憧れてました!実際入学して、このユニフォームを着てプレーできてとても嬉しかったです。4色とも関東トップの大学の色と被ってるとこもお気に入りです。笑
今は大学時代バイトをしていた卓球ラウンジNOAさんに所属しています。派手なユニフォームで地味なプレーをしているギャップに注目ですかね。笑」と大学時代のユニフォーム、そして現在所属チームウェアでの注目ポイントもあげた。
そんな佐藤のこだわりの愛用品は、高校生の終わりから使っているハッピーという香水。
「試合の時に幸せな気持ちで試合したいのと、匂いがほんわかしてるからこのチョイスです。ラケットやラバーと違って他の香りに浮気したことがないです。つけ忘れちゃうとテンションが下がるので、遠征の時はラケットやシューズの次くらいにバッグに入れたか心配になります笑」という愛用ぶりだ。
今後について「年齢を重ねた時にマスターズだったり、全日本社会人に出てみたいなと思ってます。日程が合えば、全日本予選にも出場して、年齢の低い人たちと試合するのも楽しみです」と目標を語った佐藤。まだまだその実力は顕在、佐藤泰史の活躍から目が離せない。