文:ラリーズ編集部
卓球人のこだわりグッズを紹介する「俺の卓球ギア」。
第46回となる今回は、福岡県の強豪校・希望が丘高校から名門・専修大学に進学し、主力選手として専修大学の秋季リーグ優勝に大きく貢献した吉田海斗選手の卓球ギアを紹介する。
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吉田海斗の卓球ギア
戦型
左シェーク裏裏
ラケット
オフチャロフ No.1(FL・DONIC)
ラバー
フォア:テナジー05ハード(トクアツ・バタフライ)
バック:テナジー05ハード(トクアツ・バタフライ)
ユニフォーム
専修大学のユニフォーム
こだわりのもの
リストバンド
※ギアは2019年11月時点のもの
ラリーズ編集部のコメント
父親の影響で卓球を始めたという吉田。普段口にはしないが、卓球を始めるきっかけを作ってくれた父親に感謝をしながらプレーをしているそうだ。
吉田はこれまで、2013年全日本選手権カデットの部14歳以下シングルスベスト8、2017年東京選手権ジュニアの部2位、2017年インターハイ団体の部3位、2019年インカレ3位、2019年全日本学生選手権シングルスの部11位と輝かしい成績を残してきている。
写真:吉田海斗(専修大学)/提供:みう
吉田の使用用具は、オフチャロフ No.1(FL)にフォア:テナジー05ハード(トクアツ)、バック:テナジー05ハード(トクアツ)。
台上での早い仕掛けと前陣でのスピーディーな両ハンド攻撃が特徴の吉田は、自らの戦型を活かす用具選びをしている。
「以前、DONICさんと用具契約をさせて頂いていた際に使っていたラケットをそのまま使っています。グリップはフレアなのですが、他のメーカーのラケットと違い角張っていなくて薄いのでとても握りやすいです」。
ラバーは硬い方が打球時に潰れないので、硬いものを選んでいるそうだ。
「テナジー05よりも、テナジー05ハードの方がしっかりインパクトした際に良いボールが出ます。打球の鋭さが増すので、前陣で早いピッチでラリーをする私には合っていると思います」。
写真:全日学での吉田海斗(専修大学)/撮影:ラリーズ編集部
こだわりの愛用品としてリストバンドをあげた。
高校生の時に1度手首を痛めて以来、ずっとリストバンド着用している。また、もともと吉田が憧れていた陳杞(中国)が着けていたということもあり、今となっては無くてはならない存在となっている。
続いて「今までで一番思い出に残っている試合」と「卓球人生におけるターニングポイント」について吉田に聞いてみた。
今までで一番思い出に残っている試合
「2019年秋季リーグの明治大学戦、5番での出雲卓斗選手との試合です。チームが1-3と追い込まれている中で苦手意識のあった出雲卓斗選手に3-0で勝利することができ、流れを変える試合ができたと感じます。優勝に貢献できたのも初めてで、その時は実感が湧きませんでしたが、今考えると嬉しく思います」。
卓球人生におけるターニングポイント
「希望が丘高校に進学した事です。まず親元を離れた事で両親の偉大さを感じました。そして何より、高校3年間で多くの方々から卓球の技術面だけでなく人として大切なことをたくさん教えて頂きました。今の自分があるのは福岡での生活のお陰です。もちろんそれまでも自分の一部として心にあります」。
写真:吉田海斗(専修大学)/提供:あかね
今後の目標についてについて「まずは、全日本選手権で良い結果を残す事。大学の大会では、個人では全日学で優勝を目指しています。春秋リーグとインカレも優勝を目指してチーム一丸となって頑張りたいと思います。この2年間、先輩方にとても支えられてきたので、今度は私がプレーでも私生活でもチームを引っ張れるように頑張っていきたいと思っています」と力強く語ってくれた。
2年生ながら団体戦では単複2点起用され、主力選手として秋季リーグ優勝に貢献した吉田。今後、チームを引っ張る存在としてどのような姿を私たちに見せてくれるのか。吉田のさらなる活躍に期待したい。