文:ラリーズ編集部
第67回となる今回は、神奈川県の名門・湘南工科大学付属高等学校から北信越の強豪校・北陸大学に進学し、チームの点取り屋として活躍する小池皓(こいけひかる)選手の卓球ギアを紹介する。
小池皓の卓球ギア
戦型
右シェーク裏裏
ラケット
インナーフォースレイヤーZLC(FL・バタフライ)
ラバー
フォア:ディグニクス05(特厚・バタフライ)
バック:V>11 Extra(MAX・VICTAS)
ウェア
北陸大学のユニフォーム
こだわりのもの
ストレッチ用ゴルフボール、モンスターエナジー
※ギアは2020年8月時点のもの
写真:小池皓(北陸大学)の卓球ギア/提供:本人
ラリーズ編集部のコメント
現在、大学3年生の小池皓は、湘南工科大学付属高等学校から北陸大学に進学し、1年生の頃からチームの主力として活躍している。
平成30年に行われた春季北信越学生卓球選手権大会では1年生ながらシングルスで準優勝、2019年の国民体育大会では地元栃木県の代表に選出されるなどの好成績を残している。
また、団体戦が得意な選手であり「試合で緊張したことがない」という鋼のメンタルの持ち主でもある。
小池の使用用具は、インナーフォースレイヤーZLC(FL)にフォア:ディグニクス05(特厚)、バック:V>11 Extra(MAX)だ。
自身のプレースタイルについては「なるべく自分から回転をかけるようにしていろんな回転のボールを出すようにしています。よく試合した人に変なプレースタイルだと言われます」とコメント。ドライブマンながらラリー中にカットをすることもあるなど、自身の特徴的なプレースタイルについて語ってくれた。
写真:小池皓(北陸大学)/提供:本人
ラケットは多くのプレーヤーが愛用するインナーフォースレイヤーZLCを高校の頃から使用しているという。「僕はよく両ハンドでカウンター系のプレーをするので、安定感の出せるラケットが良いと思い、球持ちが良くボールのコントロールがしやすいこのラケットを使っています」。
ラバーに関しては「少し前まではテナジー05を使用していましたがもっとドライブに威力を出したいと思い、回転もかけやすく、威力も出るディグニクス05をフォアに使っています。バック面は去年までV>15 Extraを使用していましたがラケットの重量をもう少し軽くしたいと思い、より軽いV>11 Extraに変更しました」と用具へのこだわりを明かした。バック面のラバーを軽量化したことでスイングスピードが上がり、ボールに回転がかかるようになって攻守共に安定感が出るようになったという。
小池はこだわりのグッズとして、「ゴルフボール」と「モンスターエナジー」を挙げた。
「練習前や試合前はゴルフボールをストレッチに使っています。このゴルフボールは大学1年のときから愛用していて友達のような存在です(笑)」と語る。
モンスターエナジーは大事な試合の前にいつも飲んでいるという。「モンスターエナジーを飲むのは試合前のルーティンで、飲むと感覚が研ぎ澄まされてスイッチが入るような感じがします」と試合前のルーティンについても明かしてくれた。
今後の目標については「北信越で優勝することと全日学でランクに入ることです」と意気込みを語る。北陸大学の大黒柱でチームのムードメーカーある小池の今後の活躍に期待したい。
北陸大学特集
第1話:東京一極集中を覆せ〜北陸大学卓球部 学生スポーツ界の新たな挑戦者たち〜
第2話:“大学で伸びた男”の卓球スペインリーグ挑戦秘話(北陸大学・中陳辰郎インタビュー)
第3話:6つの肩書を持つ男「全ては卓球普及のために」(西東輝・北陸大学卓球部コーチインタビュー)
取材協力:Labolive、北陸大学卓球部