文:ラリーズ編集部
卓球はラケットとラバーが別々に販売されており、購入した後は接着剤で貼り付ける必要があります。ラバー貼りサービスを行っている卓球ショップも多いですが、ネットショッピングなどで購入した場合には、自分で貼り付ける必要があります。今回はそんな方のために、接着剤の使い方や、おすすめの接着剤についてご紹介します。ラバーの性能を十分発揮し、気持ちよくプレーできるよう、接着剤について知っておきましょう。
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ラバーを貼る道具の種類
ラバーを貼るための道具は大きく接着剤と接着シートに分けられます。接着剤はのりのような液体で、ほぼ液状のさらさらしたものから粘り気のあるものまで、様々なタイプがあります。接着シートに比べ安く、剥がしたラバーをもう一度貼り直すことができるのが特徴です。接着シートは両面テープのような一枚のシートで接着します。乾かす時間が不要であったり、粒高ラバーなどのスポンジが薄いラバー、スポンジのない一枚ラバーも貼ることができるというメリットがあります。
接着剤の使い方
接着剤を使ってラケットにラバーを貼る方法について紹介します。まずは、ラケット表面とラバーのスポンジ面をきれいにします。特に、ラバーを剥がした後のラケットには前の接着剤の塊が残っていることが多いため、しっかり取り除きましょう。ゴミが残ったままラバーを貼ってしまうと表面がデコボコになってしまい、ルール違反になる恐れもあるので要注意です。
次にラバーに接着剤を塗っていきます。10円玉程度の量の接着剤をスポンジ面に出し、ムラがないように全面に塗ります。この時、専用のスポンジを使うとうまく塗りやすいです。また、丁寧に塗ろうとして何度もこすりすぎると摩擦熱でダマが生じやすいので気をつけましょう。同様にして、ラケットにも接着剤を塗ります。
塗り終わったら、接着剤が透明になるまで5~10分程度乾燥させます。ドライヤーなどで風を当てると早く乾くのでおすすめです。接着剤が透明になったらラバーをラケットに貼り付けていきます。位置を合わせ、ラケットのグリップ側から空気が入らないようにゆっくりと貼り合わせます。この時、押し伸ばすようにしてしまうとラバーが伸び、あとで縮んできてしまうので引っ張りすぎないようにしましょう。貼り終えたらしっかりと貼り付くまで重りなどでラケットを押さえておき、最後にラバーをラケットに沿って切ったら完成です。
おすすめ接着剤6選
androの接着剤:FREE GLUE
特徴
粘性の小さい接着剤で、塗りやすさと乾きの早さが特徴です。25gのものにはスポンジが付属しているのも嬉しいポイントです。
STIGAの接着剤:アタッチパワーグルー
特徴
粘り気が大きい接着剤で、高い接着力と剥がした後の処理のしやすさを実現しています。
TSPの接着剤:ラテグルー
特徴
さらさらした液状タイプの接着剤で、ラバーやラケットにムラなく塗りやすいのが特徴です。1リットルの超大型サイズもあるので、チーム共用で使う際にも向いています。
VICTASの接着剤:V-GLUE
特徴
やや粘り気のあるタイプの接着剤です。ラバーを剥がした後の接着剤の膜の処理がしやすい点が優れています。
ニッタクの接着剤:ファインジップ
特徴
粘り気のあるタイプの接着剤で、貼りやすさと剥がしやすさに定評があります。25mlから500mlまで、様々なサイズがあるのも嬉しいポイントです。
バタフライの接着剤:フリー・チャック2
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特徴
高い接着力に加え、ラバーをはがした後、ラケットの表面に接着剤の膜が残りにくく、残った膜もはがしやすいのが特徴です。ディグニクスシリーズ、テナジーシリーズには本製品を使うことが推奨されています。
おすすめ卓球シート3選
TSPの接着シート:接着シートコア
特徴
従来のシートよりも貼りやすく、剥がしやすくなっています。横に切れ目が入っており、きれいに貼ることができます。
ニッタクの接着シート:のりシートプラス
特徴
ラケット面とラバー面で接着力が異なるので、剥がす時にラケット面を傷めにくいことが特徴です。
バタフライの接着シート:チャックシート
特徴
背面に切れ目が入っていることで、ラケット面に貼り付けやすくなっています。