XIOM（エクシオン）社の「ヴェガ」といえば、卓球プレイヤーなら皆一度は耳にしたことがあるほどの有名ラバーシリーズです。シリーズ誕生から十数年で、裏ソフトはもちろん表ソフト、粒高、粘着と、実に14種類もの「ヴェガ」が発売され、そのどれもがコストパフォーマンスに優れたラバーとして、発売される度に大きな注目を集めてきました。
しかし、どれも性能が良いだけに14種類もあると、どの「ヴェガ」にすればいいのか迷ってしまいます。そこで、今回はそんなヴェガシリーズの中でも『ヴェガ エリート』の特徴を解説していきます。
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このページの目次
ヴェガシリーズとは？
ヴェガシリーズとは、韓国の卓球用品メーカーであるXIOM社から発売されているラバーシリーズのことです。2009年にシリーズ第一弾として発売された「ヴェガアジア」、「ヴェガヨーロッパ」、「ヴェガプロ」から一貫して、高品質・低価格を特徴とし、初中級者から絶大な支持を集めています。
そして、ヴェガシリーズのもう一つの特徴は、バリュエーションの多さ。冒頭でも紹介したとおり、現在14種類の「ヴェガ」が発売されています。
『ヴェガ エリート』はスピン系テンション裏ソフトラバーで、XIOM社基準では、スポンジ厚さが「1.8」「2.0」「MAX」が用意されており、硬度が「40」となっています。ヴェガシリーズの中では柔らかめの部類に入ります。
『ヴェガ エリート』の特徴
ここからは『ヴェガ エリート』の特徴を詳しく見ていきましょう。
特徴①：コントロール性能の高さ
『ヴェガ エリート』の特徴1つ目は、コントロール性能の高さです。
『ヴェガ エリート』はスポンジ硬度が柔らかいこともありコントロール、食い込みが良く安定したプレーがやりやすいです。弾みも抑えめなので、狙ったところにボールを飛ばすことができます。
特徴②：直線的な弾道
『ヴェガ エリート』の特徴2つ目は、直線的な弾道です。
『ヴェガ エリート』はトップシートはハリのあるタイプで、引っ掛かりよりも反発力を重視しており、そこから放たれるドライブボールは高速かつ低回転となります。ボールは高く鋭い軌道を描いて相手コートにしっかり収まります。ミート系の打法も食い込みが良く威力が出しやすいです。
特徴③：威力は抑えめ
『ヴェガ エリート』の特徴3つ目は、威力は抑えめということです。
『ヴェガ エリート』は柔らかいラバーで食い込みがいいので。中後陣に下がっても入ってくれますが、威力、回転量の面で物足りなさを感じるかもしれません。また、シートのグリップ力もさほど強くはないので下回転を持ち上げにくいです。
『ヴェガ エリート』に向いているプレイヤー
ここからは『ヴェガ エリート』に向いているプレイヤーを詳しく見ていきましょう。
プレイヤー①：前陣攻撃型の選手
『ヴェガ エリート』に向いているプレイヤーの1人目は、前陣攻撃型の選手です。
『ヴェガ エリート』はミート打ちがやりやすく、前陣でミートを多用する選手におすすめです。また、ドライブも回転量こそはそこそこですが前陣で打った時のコントロールがしやすいです。
プレイヤー②：バックハンドを安定させたい選手
『ヴェガ エリート』に向いているプレイヤーの2人目は、バックハンドを安定させたい選手です。
『ヴェガ エリート』の柔らかいスポンジとシートでコントロールとスピードをカバー出来るので、バックハンドが苦手な方でも安定感が出ます。また、上級者がバック面に使用し、ドライブ打法とフラット打法を併用すれば、そのボールの回転差で相手を混乱させることも可能です。
プレイヤー③：テンション系ラバーを初めて使う選手
『ヴェガ エリート』に向いているプレイヤーの3人目は、テンション系ラバーを初めて使う選手です。
『ヴェガ エリート』はテンション系ラバーの中でもコントロールが良いので初めて使う選手にはフォアバック両方でおすすめです。慣れてきたらより硬いラバーに移行すると良いでしょう。
まとめ：『ヴェガ エリート』で勝てる卓球を実現しよう
『ヴェガ エリート』は前陣での速いラリーにうってつけのラバーです。是非一度試してみると良いでしょう。
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