文：ラリーズ編集部
大人気ラバー「ラザンター」シリーズを筆頭に着々と日本でも人気が高まっているドイツの卓球メーカー・andro（アンドロ）。そんなandroが家具専門店と共同開発したのが「和の極」シリーズです。
今回は「和の極」シリーズの中でも『和の極 -碧-』にはどのような特徴や性能があり、どのような選手に適しているのか、詳しく見ていきましょう。
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『和の極 -碧-』とは？
日本トップクラスの家具職人が揃う和歌山市西浜のオーダー家具専門店の「山ノ木」と25年以上の歴史を持つドイツの卓球用品メーカーandroが知識と経験を持ち合わせ完成させたのが「和の極」シリーズ。グリップ以外は熟練の職人たちが1本1本手作りしています。厚生労働省の「現代の名工」にも選ばれた和中健さんをチームリーダーとし、2013年春に開発に着手。ブンデスリーガや実業団の選手にも試し打ちを依頼し、2014年5月に完成させました。
2014年10月に攻撃用の5枚合板ラケット『和の極 -蒼-』、守備用の5枚合板ラケット『和の極 -碧-』が発売され、2016年10月には攻撃用の7枚合板ラケット『和の極 -煉-』が発売されました。
『和の極 -碧-』の構成は木材5枚となっており、ラケットサイズは167×157mmと大きめで、ラケット厚は5.7mm、グリップはFL（フレア）が100×26㎜、ST（ストレート）が100×28㎜、CHN（中国式ペン）が84.5×27.5㎜となっており、平均重量は85g（中国式ペンは83g）となっています。
『和の極 -碧-』の特徴
ここからは『和の極 -碧-』の特徴を詳しく見ていきましょう。
特徴➀：相手の強打を抑えやすい
『和の極 -碧-』の特徴1つ目は、相手の強打を抑えやすいということです。
『和の極 -碧-』は打球感がソフトながらしっかり芯があり、相手の威力を吸収しながらカットできるのが特徴です。ラケットをしっかり振り切ると、打球スピードを殺して強い回転に変換し、低い弾道でカットを飛ばすことができます。
特徴②：軽打やループドライブにも強い
『和の極 -碧-』の特徴2つ目は、軽打やループドライブにも強いということです。
今までのカット用ラケットはスピードのあるボールには強いが軽打やループドライブには弱い、あるいはその逆といったように、強打と軽打のどちらかに強いという特徴を持つラケットが多かったのですが、『和の極 -碧-』は強打と軽打の両方のカットをやりやすいという特徴があります。相手のループドライブを高い打点で抑えて突き刺すようなカットで返すことができます。
特徴③：攻撃力がある
『和の極 -碧-』の特徴3つ目は、攻撃力があるということです。
『和の極 -碧-』はカット用ラケットですが、攻撃時にはボールが伸びて相手のコートに収まってくれます。ボールの持ちが良く弧線を描くので攻撃時は面をかぶせるように打つと良いでしょう。
『和の極 -碧-』に向いているプレイヤー
ここからは『和の極 -碧-』に向いているプレイヤーを詳しく見ていきましょう。
プレイヤー①：カット重視の選手
『和の極 -碧-』に向いているプレイヤーの1人目は、カット重視の選手です。
『和の極 -碧-』は相手の強打にも軽打にも上から抑えて低弾道で飛ばすことができるラケットです。相手の攻撃をカットで何度も粘って時々攻撃をする選手におすすめです。
プレイヤー②：基礎技術がしっかりできている上級者
『和の極 -碧-』に向いているプレイヤーの2人目は、基礎技術がしっかりできている上級者です。
『和の極 -碧-』のような芯の弱いラケットは威力の弱い（スピードが遅い・回転量が弱い）ボールに弱いところが弱点で、初心者や中級者が使うと感覚が不安定になってしまう可能性があります。このようなボールに対応するためにはしっかり振り切ってカットをするか、攻撃をするということが必要になってくるため、技術がしっかりしている上級者におすすめします。
プレイヤー③：上級者を目指すカットマン
『和の極 -碧-』に向いているプレイヤーの3人目は、上級者を目指すカットマンです。
『和の極 -碧-』はカット用ラケットとしては珍しく芯を感じるラケットです。慣れるのに少し時間がかかりますがカットの変化は申し分ないので、上級者を目指すカットマンには最適です。
まとめ：『和の極 -碧-』で勝てる卓球を実現しよう
『和の極 -碧-』は、柔らかさの中にも芯があるディフェンスラケットです。是非一度試してみると良いでしょう。
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