女子選手が男子選手に勝つための戦術|頭で勝つ!卓球戦術 | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

卓球プレーヤー向け 女子選手が男子選手に勝つための戦術|頭で勝つ!卓球戦術

2022.02.11

この記事を書いた人
初級者、中級者向けに基本技術の説明から、戦術論や卓球コラムまでを執筆。社会人になってから5回全国に出場し、全日本卓球選手権(マスターズの部・男子30代以上の部)ではベスト64。まさに“頭で勝つ!”を体現中。
戦型:右ペン表裏

卓球ライター若槻軸足がお届けする「頭で勝つ!卓球戦術」。今回は「女子選手が男子選手に勝つための戦術」というテーマでお話していく。

公式な大会でこそ機会はないが、オープン戦やチーム内など男子選手と女子選手がシングルスで対峙する場面はときたまあるはずだ。普段から同性の選手と練習する機会の多い選手であれば、そういったときに慣れておらず自分のプレーが出せないまま負けてしまうことも多いだろう。そうならないためにも、異性の選手の特徴をしっかりと抑えて戦術を練る必要がある。

今回は、女子選手が男子選手に勝つための戦い方について考えてみよう。

男子選手の特徴

男子選手の特徴を考えると、やはりまずは体格差だ。

女子は基本的に前陣が主なプレー領域となるが、男子選手は比較的中陣でもプレーをする選手が多い。女子よりも脚力や腕力のある男子は中陣からでもラリーをすることができるので、プレー領域の幅が広いのだ。フットワークを活かした回り込み、さらに飛びつきといったダイナミックなプレーが男子の持ち味である。

そしてここぞというボールの威力はやはり圧倒的だ。台の近くで甘いボールを送ってしまえば一発で撃ち抜かれてしまうだろう。そういった点を踏まえて、女子が男子に勝つためにはどうすればいいか考えてみよう。

男子選手に勝つための戦術

一発勝負を避けてラリーに持ち込む

まず先述した通り、女子よりも男子の方が圧倒的にパワーがある。いつも通りのボール送ったつもりでも、男子選手に十分な体制で打たれたボールをブロックするのはかなり厳しいだろう。

なので少しでも相手の時間を奪って、十分な体勢で打たせないような工夫が必要となる。ツッツキなど下回転系のボールは相手に時間的な余裕を与えてしまうので、上回転系のボールを中心に組み立ていくのが良いだろう。サービスもアップ系あるいはロングサービスを中心に使って、とにかく早く上回転のラリーから始めるようにするのだ。

そしてラリーでは普段通り、早い打球点をとらえたテンポの良い攻撃で男子選手を揺さぶっていく。さらにバックハンドでストレートを突き、男子選手のフォアをどんどん攻めていくようにしよう。

こうすることで相手へフォアサイドへの意識を強く植え付けることができて、得意の回り込みもしにくくなるので、相手の足を止める事ができる。そうなればこっちのものである。相手は台から下がって対応するのがやっとのはずだ。落ち着いて前陣で右に左に揺さぶっていけば、展開としては不利になることはないだろう。これが女子が男子を倒すときの王道パターンである。

ミドルをうまく攻める

もし相手が両ハンドでうまく対応してきて台から下がってくれない場合は、うまくミドルを突くことが有効打となる。

男子はリーチの長い選手も多く、そういう選手ほどミドルの処理は苦手としているはずだ。台からなかなか下がらない選手もミドルをうまく突くことができれば、甘いボールを引き出せたり、体制を崩させたりすることができ、やや下がらざるを得ない状況に持ち込めるのだ。

女子選手は日頃から男子よりもミドルを攻めることの意識付けが行われているかと思うので、いつも通りのコース取りを徹底することが大切である。

ミート系の技術を駆使する 

さらにもうひと押しするために重要になってくるのがミート系の技術である。

どうしても体格が小さい選手はドライブでボールに威力を出すことが難しく、スマッシュなどのミート系の技術を使う場面も多い。女子選手に表ソフトを貼る選手が多い要因のひとつもそれだ。逆に考えると男子選手の中ではドライブ主戦の選手が多数を占めるので、その中でスマッシュを活用すれば有効なのは言うまでもないだろう。

レシーブにおいても回転をかけたチキータより、バックハンドでミートする方が相手にとっては嫌だろう。ただし、相手が下がった状態でスマッシュなどをしても威力は半減なのでそこは注意が必要だ。ロビングを上げられたときなども、女子のパワーで打ち抜くのはなかなか難しいので、あまり付き合わずにストップを駆使して状況を打開するようにしよう。

まとめ

いかがだっただろうか。今回は女子選手が男子選手に勝つための方法を考えてみた。やはり最も大切になるのが、相手に時間的な余裕を与えてしっかり踏み込んだボールをいかに打たせないか、ということに尽きる。

そこさえしっかりと注意をしておけば、基本的には女子選手はいつも通りの戦い方を大きく変える必要はなく、ピッチの早いラリーを続けて男子を振り回していけば有利に試合は運ぶだろう。今回の記事で改めて作戦を立て、男子選手をきっちりと負かせてやろう。

若槻軸足インタビュー記事

>>『頭で勝つ卓球戦術』シリーズ著者・若槻軸足が社会人で全国5回でられたワケ

若槻軸足が書いた記事はこちらから

>>【連載】頭で勝つ!卓球戦術

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