【動画有り】卓球のMixed Reality「PONG!PONG!」とは?


文:座間辰弘(ラリーズ編集部)

卓球のMixed Reality(複合現実)とは?

2人の男女が卓球台を通して向かい合う真剣勝負。しかし、それはただの「卓球」ではない。

これは最新のMixed Realityを搭載した全く違う卓球ゲームなのだ。Mixed Realityとは、「複合現実」と訳されることが多いが、カメラなどを通して受け取った現実世界の情報をデジタル空間上に重ね絵のように反映するものだ。

MicrosoftのHoloLensや米国のベンチャーが開発しているMagic LeapがMixed Realityに該当するほか、日本ではHoloEyes社が医療用のMixed Realityを開発するなどトレンドの技術分野となっている。

PONG!PONG!のルールとは?

Mixed Realityを駆使した卓球ゲーム「PONG!PONG!」は、ラリーを続けて、相手のコートのブロックを壊していくゲーム。早いボールで打ち合うのではなく、沢山ブロックを崩したプレーヤーが勝つゲームだ。

その為、卓球を普段プレーしない人でも楽しめる。冒頭のプロモーション映像でもオタク卓球部員に扮した松平賢二選手が普通の女子高生に負けてしまうというストーリーとなっている。

ボールがコートにバウンドした箇所を崩すことが出来、黄色い「ボムブロック」に当てると周りのブロックを一気に破壊できる。

コート上には、たまに必殺技を使えるキャラクターが現れる。キャラクターとそれぞれの必殺技は以下の通り。

・ポンキチ:スタンダードで扱いやすいキャラ。着弾したブロックを十字に壊す。
・ミドリン:自分の周りに花を咲かせて広範囲にブロックを破壊する。
・カッキー:するどい牙でブロックを渦巻き状にかじって壊す。
・ガッソン:前方に放射状の炎を吐いてブロックを焼き払う。

キャラクターを効果的に使うことで、一発逆転が狙えるというわけだ。

開発したのは気鋭のITベンチャー

ゲームの仕組みの土台となる「卓球トラッキングシステム」は、ITベンチャーのアカツキが開発した。開発者によれば、「球の軌道から0.1秒後の落下地点を予測し、リアルタイムに台に反映させる技術」を開発したという。このシステムはカメラとPCとプロジェクターがあれば、どんなスポーツにでも応用出来るという。

MITメディアラボの石井裕教授が開発した「Pingpong++」を彷彿とさせる「卓球×エンターテインメント」の先端的な取り組みだ。

関連リンク:MITメディアラボ石井裕教授が語る「卓球と未来の形」(7/26)

この「卓球トラッキングシステム」は渋谷の卓球施設「T4 TOKYO」がオープンする際、内覧会が開催され、現在もこのシステムを利用出来る。興味のある方は是非一度試してみてはいかがだろうか?

参考ページ(外部リンク)

PONG!PONG!公式サイト
デジタル卓球アクティビティ『TQ』を発表 —6月7日、渋谷「T4 TOKYO」にてプロトタイプを公開—(株式会社アカツキ プレスリリース)

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