卓球×エンタメ 韓国の鄭栄植が特技のラップを披露【卓球・ITTF Ask A Pro Anything】
2018.06.25
文:ラリーズ編集部
*写真は鄭栄植(韓国)
ITTFのオフィシャルYouTubeチャンネルの名物企画「ask a pro anything(プロになんでも聞いちゃおう)」をご存知でしょうか?
これはITTFの名物解説者、アダム・ボブロウ氏の陽気でフランクなキャラクターを活かして、世界中の卓球ファンから寄せられた質問・お願いに面白おかしく回答する企画です。
今回企画に登場したのは、先日Tリーグに参戦予定のT.T彩たまに加入することが決まった、“日本大好き、鉄壁ブロック”の鄭栄植(韓国)です。
今年の世界卓球団体の準々決勝では、1番手で張本智和(JOCエリートアカデミー)を、そして4番手で水谷隼(木下グループ)を下して、韓国の銅メダルに大いに貢献した実力派の選手でもありますが、彼の素顔は一体どのようなものなのでしょうか?
鄭栄植選手に一問一答
ーーいつから卓球を始めたの?
5歳から父(卓球選手)の影響で卓球を始め、6歳から韓国代表を目指していました。
ーー卓球をやっていた中で一番印象的だった試合は?
2016年リオオリンピックの試合です。僕の周りの人は(オリンピック時、ロンドン五輪チャンピオンの張継科を追い詰めるなど、かなり調子が良かった。)「なんでオリンピックで緊張していなかったの?」と聞きますが、緊張してないように装っていただけです。本当はものすごく緊張してました。
ーー自由な時間は何をやってるの?
趣味が多いわけではないのですが、テレビゲームや、友達と飲みに行くことが多いです。テレビゲームはLeague of Legends(リーグ・オブ・レジェンズ)が好きですね。
ーー卓球選手でなければ何になってたと思う?
普通の学生か、囲碁の棋士か多分エンターテイナーかな。
ーー理想の卓球選手は誰?
韓国の柳承敏(アテネオリンピック男子シングルス金メダリスト)と、技術的には中国の孔令輝(シドニーオリンピック男子シングルス金メダリスト、その正確なプレースタイルから、精密機械の異名を持つ。)ですね。
特技のラップで自己紹介
ファンから「ラップ歌手を始めたらどう?鄭栄植(チョン・ヨンシク)ってsick(シック)な名前じゃない?」というやや無茶振りな質問が来ていました。
鄭栄植は意外にも「グッドアイデア!」とやる気満々でラップで自己紹介をスタート。韓国語なので、聞き取ることが難しかったのですが、ノリノリでラップを披露してくれました。
ラップが終わり、ふと我に返り恥ずかしさが込み上げてきたのか、「shy,shy!(僕はシャイなんだよ)」とかわいらしい仕草を見せていました。
痛めていた手首を握られて、思わず声が…
インタビューの最後に司会者のアダムとガッチリ握手を交わした鄭栄植。このインタビューを受けた2017年の時に、右手首あたりを痛めていたそうで、痛みが走ったのか、思わず「Ah!」と声が出てしまいました。これにはアダムも驚きを隠せないでいましたが、即座に鄭栄植が「ジョークです」と笑いながら返答しました。
世界卓球の韓国戦ではまさに鬼の形相で気迫あふれるプレーを見せ、日本代表を圧倒していた鄭栄植ですが、普段はこんなにも爽やかで、無邪気なイケメン選手だったのですね。
そして明日は同じくT.T彩たまに加入したあの選手のask a pro any thingを特集します。お楽しみに!
写真:AP/アフロ