日本男子、韓国に敗れメダル獲得ならず【世界卓球2018 男子準々決勝】


<世界卓球選手権(団体)2018年4月29日〜5月6日・ハルムスタッド>

世界卓球2018 日本男子 準々決勝の結果

勝てばメダル確定となる大事な準々決勝の対戦相手は韓国となった。メダルをその手中に収めるべく、日本男子は水谷隼(木下グループ・4月度世界ランク11位)、張本智和(JOCエリートアカデミー・同13位)、松平健太(木下グループ・同14位)を起用した。

第1試合:張本智和 2-3 鄭栄植

メダル決定戦の1番を任されたのは張本。対するは鄭栄植で、張本がこれまで苦戦してきた相手だ。

1ゲーム目から鄭栄植にチキータを封じるロングサーブなどを駆使され、スコア15-17で奪われる苦しい展開に。先にゲームポイントを奪っていただけに悔やまれる結果となった。なんとしても追いつきたい第2ゲーム。このゲームは相手のロングサーブも少なく、張本が得意のチキータやバックハンドで決める展開が増え、11-6で奪い返すことに成功した。

続く第3ゲームでも張本の勢いは止まらず、面白いようにバックハンドで得点を重ねる。しかし鄭栄植も粘り強く、10-9と接戦の構図となった。ここで技を見せたのが日本の14歳。鄭栄植のフォア側への短いサービスを狙い撃ちし、見事にノータッチで抜き去り、ゲームを奪った。ここで決めきりたかったが、鄭栄植にフォア側を集中的に攻め込まれ、3-11であっさりと4ゲーム目を失ってしまった。

運命の第5ゲーム。立ち上がりは張本にラッキーなポイントがあり、序盤はリードを奪うも中盤の段階では互いに一歩も譲らず6-6に。以降も高速ラリーの攻防が続き、8-7と張本がリードしたところで相手の鄭栄植がたまらずタイムアウト。シーソーゲームが続き、9-9となった場面で勝負は分かれた。鄭栄植の早い台上処理に差し込まれ、張本が得意のバックハンドをミス。9-10の場面で強気にチキータを仕掛けたもののこれもオーバーミス。チキータの名手同士の戦いは鄭栄植に軍配が上がった。

第2試合:水谷隼 3-2 李尚洙

2番を任されたのは日本のエース水谷。何としても悪い流れを断ち切りたい大事な1ゲーム目、持ち前のラリー力を発揮し11-9で先制した。序盤からよく声も出ており、気合が入っていることがうかがえた。しかし韓国のパワーヒッター李尚洙も全く譲らない。第2ゲーム、水谷はその強打を止め切ることができず11-13でゲームを失った。

ゲームカウント1-1となって迎えた次のゲーム、水谷は前陣でのカウンターを見せるなど進化したプレーをいかんなく発揮。ミドルをうまく使った巧みなプレーと合わせて、3ゲーム目を圧倒した。続く第4ゲームでも水谷はさらに勢いづいていき、相手に攻める隙をまったく与えないままに8-0とリード。しかし、李尚洙もここから思い切ってプレーで6連続得点と執念を見せた。そこから振り切ることができずにデュースまでもつれ込み、12-14で奪われた。

勝負の最終ゲーム、相手のスーパープレーも飛び出したが、水谷は高い集中力を維持して攻守ともに好プレーを披露。大事なこのゲームを11-7で取得し、団体戦のスコアを1-1のイーブンに戻した。

第3試合:松平健太 1-3 張禹珍

日本のエースからいい形でバトンを受け取った松平。得意のブロックとカウンタープレーで粘るも、張禹珍の積極的な攻撃を抑えることができず9-11で第1ゲームを落とした。松平は苦しい展開でも武器としている「しゃがみ込みサービス」を繰り出し、2ゲーム目を奪い返した。

何としても取りたい第3ゲーム。序盤は松平のサービスが効果的であったが、次第に慣れられ、攻め込まれる厳しい展開に。ブロックでしのぐものの一歩及ばずまたもや9-11でゲームを失ってしまった。後がない松平は、続く第4ゲームで積極的な攻撃を仕掛けていくが、張禹珍にうまくかわされゲームセット。この試合で、日本はチームとしても後がなくなった。

第4試合:水谷隼 0-3 鄭栄植

日本の絶体絶命のピンチに再びエース水谷が登場。張本に勝利している鄭栄植との対戦となった。鄭栄植のカウンターに翻弄され1ゲーム目を簡単に奪われてしまった。第2ゲームでも相手の両ハンドからの猛攻を止めきることができず、このゲームも落とした。

まさに崖っぷちに追い込まれた水谷。自慢のフットワークを活かした攻撃で得点を重ねたが、レシーブがうまくいかない場面が多く、ストレートでの敗戦を喫した。

この試合により、日本男子の準々決勝敗退が決まり、6大会ぶりにメダルを逃す結果となった。

世界卓球2018男子団体 準々決勝 結果詳細

日本 1−3 韓国

張本智和 2-3 鄭栄植
15-17 / 11-6 / 11-9 / 3-11 / 9-11

水谷隼 3-2 李尚洙
11-9 / 11-13 / 11-3 / 12-14 / 11-7

松平健太 1-3 張禹珍
9-11 / 11-9 / 9-11 / 7-11

水谷隼 0-3 鄭栄植
5-11 / 8-11 / 7-11

文:ラリーズ編集部
写真:千葉格/アフロ

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