卓球動画 【卓球動画解説】浅津 碧利(中央大)vs 朴 慶碩(日体大)|今日の1試合
2020.03.13
文:ラリーズ編集部 解説:板垣孝司
福原愛、水谷隼、丹羽孝希ら日本のトップ選手を輩出し一時代を築いた青森山田中・高を14年間に渡って指導した名将・板垣孝司氏。
その板垣氏がトップ選手から年代別、ジュニア選手まで幅広い試合動画について両選手の特徴、勝敗を分けたポイントを語る。
今回は2019年秋季関東学生卓球リーグ戦 男子1部の「浅津 碧利(中央大)vs 朴 慶碩(日体大)」。
両選手の特徴
エリートアカデミーで鍛えられた浅津選手は一気にその才能が開花する可能性を持っています。インターハイには出場していないものの技術力と爆発力は十分に備わっています。左腕からの強烈なドライブが魅力です。
韓国の大先輩である呉尚垠選手のような雰囲気を持つ朴選手。両ハンドのバランスの良いプレーは日本式のフットワークを生かしたプレーとは異なり見ていて新鮮な感じがします。特にフォアストレートに打ち込めるドライブは打球点も高く得点能力が高いです。
見どころ
メキメキと力を付けている浅津選手に対し注目の朴選手がどこまで肉薄するのか。全く予想のつかない注目の試合です。
勝負を分けたこの一本
※ページトップと同一の試合動画について、再生開始箇所を調整してお送りします。
第5ゲーム浅津選手3対2での場面での3球目ミドル処理です。
朴選手は独特で得点力のあるフォアハンドと台上バックハンドが得意ですが、台上処理の後のバックブロックでの失点が目立ちました。
この場面、浅津選手はミドルに来たチキータに対しフォアドライブを朴選手のバックへ。イメージ通りの1点だったと思います。また第5ゲーム1対0での朴選手のミドルへのハーフロングツッツキなど、さすがエリートアカデミーで戦術を学んできたプレーだと思いました。
板垣’s EYE
朴選手のプレーは予想以上のナイスプレーでした。打球点を落とさず得点を取ることができるスタイルは将来性が高いと思います。バックハンドで1本多くブロックすることができるようになれば更に得意のフォアハンドに結びつけられると思います。そしてそれでも崩れず勝ち試合に結びつけた浅津選手も底力がありますね。
試合情報
大会名:2019年 秋季 関東学生卓球リーグ戦 男子1部 第3戦
選手名:浅津 碧利(中央大)vs 朴 慶碩(日体大)
試合結果:浅津 3-2 朴