【卓球動画解説】遠藤 竜馬(明治大)vs浅津 碧利(中央大)|今日の1試合 | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

卓球動画 【卓球動画解説】遠藤 竜馬(明治大)vs浅津 碧利(中央大)|今日の1試合

2019.07.27

文:ラリーズ編集部

福原愛、水谷隼、丹羽孝希ら日本のトップ選手を輩出し一時代を築いた青森山田中・高を14年間に渡って指導した名将・板垣孝司氏。

その板垣氏がトップ選手から年代別、ジュニア選手まで幅広い試合動画について両選手の特徴、勝敗を分けたポイントを語る。

今回は、2019年春季関東学生卓球リーグ戦 男子1部の「遠藤 竜馬(明治大)vs浅津 碧利(中央大)」。

両選手の特徴

野田学園で鍛えられた切れ味鋭い両ハンドドライブが魅力の遠藤選手。前陣から中陣までの広いプレー領域でプレーできる能力があるため攻守のバランスの良さを持った好選手です。

エリートアカデミーで鍛えられた浅津選手は一気にその才能が開花する可能性を持っています。インターハイには出場していないものの技術力と爆発力は十分に備わっています。左腕からの強烈なドライブが魅力です。

見どころ

キレのある遠藤選手に対し、動いて攻めきることもできる浅津選手の試合は白熱の一戦になると思います。守ってから振り抜く遠藤選手か、動ききって攻めきる浅津選手か。

勝負を分けたこの1本

※ページトップと同一の試合動画について、再生開始箇所を調整してお送りします。

第5ゲーム1対1での浅津選手のレシーブです。第3、第4ゲームではレシーブに迷いが出ていた浅津選手は第5ゲームに戦術を徹底しています。

遠藤選手の得意なバックサイドにレシーブが集まってしまうと高い打球点からのバックハンドで先に振り回されるので、先にフォアを攻め少しでも打球点が落ちたら回り込んでの特にのフォアハンドに結び付けています。

この「自分の最も得意な展開」に持っていくためのレシーブのコース取りに最後は迷いがなかったと思います。

板垣’s EYE

浅津選手のバックハンドでクロスに押してからの回り込みストレートは得点能力が高いです。このパターンを軸にしながら他のレシーブでも得点が取れるようになれば一気に伸びる可能性がある選手です。

遠藤選手はフォアサイドのハーフロングボールに対する選球眼の良さとバックハンドが光っていました。先にフォアを攻められた時のコース取りや打球点の高さが備われば更に飛躍できると感じます。

試合情報

大会名:2019年 春季 関東学生卓球リーグ戦 男子1部 第4戦
選手名:遠藤 竜馬(明治大)vs浅津 碧利(中央大)
大会種別:個人戦、シングルス、国内
試合結果:遠藤 2-3 浅津

2019年春季関東学生卓球リーグ戦|今日の1試合

映像提供:LaboLive

監修協力:Shakehands