【卓球動画解説】金光宏暢(日本大)vs 一ノ瀬拓巳(中央大)|今日の1試合 | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

卓球動画 【卓球動画解説】金光宏暢(日本大)vs 一ノ瀬拓巳(中央大)|今日の1試合

2019.09.04

文:ラリーズ編集部

福原愛、水谷隼、丹羽孝希ら日本のトップ選手を輩出し一時代を築いた青森山田中・高を14年間に渡って指導した名将・板垣孝司氏。

その板垣氏がトップ選手から年代別、ジュニア選手まで幅広い試合動画について両選手の特徴、勝敗を分けたポイントを語る。

今回は、2019年春季関東学生卓球リーグ戦 男子1部の「金光宏暢(日本大)vs一ノ瀬拓巳(中央大)」。

両選手の特徴

小学校時代から数々の全国タイトルを獲得し、エリートアカデミー在学中にドイツ・ブンデスリーグ2部や多くの国際大会で活躍した金光選手。驚異的な反応を見せる硬いブロック高速両ハンドを武器に世界のトッププレーヤーとも互角の勝負をしています。当たりだしたら止まらないカウンタープレーは魅力十分です。

茨城県日立市から青森山田中学校に入学した当時は体も小さく、同級生(三部・及川・高橋)の中で一人だけ全国大会での成績が出なかった一ノ瀬選手ですが、黙々と練習を重ね高校3年生のインターハイでは団体優勝・シングルスでベスト8と活躍してくれました。

そして大学進学後はドイツでプレーしたり単身スペインリーグに参加するなど、自分の教え子ながら「一ノ瀬にこんなに行動力があったのか」と感心しています。打球点の速いプレーが信条ながら大きなラリーでも戦えるようになってきてスケールが大きくなってきました。

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見どころ

両者ともにチキータレシーブバックハンドが得意ですが金光選手の方が速いと思います。バックの速さで一ノ瀬選手が勝てなければ、どこで勝負するのか。実力的には金光選手の方が上かな?と思いますが、果たして勝負の行方は…

勝負を分けたこの1本

※ページトップと同一の試合動画について、再生開始箇所を調整してお送りします。

第5ゲーム4対3の場面での一ノ瀬選手が金光選手のチキータレシーブを回り込んで狙い打った場面です。チキータの得意な金光選手のエースボールを狙ったことで終盤の展開が大きく動きました。

この後「もっと質の高いチキータでなければ狙われる」と感じた金光選手が7対4でチキータをミスしてしまい、9対5からのレシーブでは2本とも安全に置きに行くレシーブになってしまいました。

>>チキータはどうやって封じるの?

板垣’s EYE

この試合で一ノ瀬選手の充実ぶりが現れているのが第3ゲーム5対2でのプレーです。バックハンドが強い金光選手に対し、ミドルへの深くて低いレシーブからバックでフォアに回し、クロスへのドライブを待ってストレートにカウンター、相手を下げてからフォアドライブを打ち込むなど、教科書通りのプレーを1つのラリーで発揮していました。

一ノ瀬選手には失礼かもしれませんが「一ノ瀬、お前本当に強くなったな!」と言葉をかけたいです。

金光選手は、一ノ瀬選手が少し距離を置いてプレーしてきたのにタイミングが合わなかったかもしれませんがポテンシャルはかなり高いです。緩急をつけられた時の対応ができれば、更に対応能力が上がると思います。

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試合情報

大会名:2019年 春季 関東学生卓球リーグ戦 男子1部 第1戦
選手名:金光宏暢(日本大)vs一ノ瀬拓巳(中央大)
試合結果:金光 2-3 一ノ瀬

>>卓球動画を徹底解説~2019年春季関東学生卓球リーグ戦 男子編~|今日の1試合

映像提供:LaboLive

監修協力:Shakehands