卓球プレーヤー向け 【今日の1試合】板垣GMの教え子2人の高校チャンプ同士の対決。勝負を分けた「股関節の柔軟性」とは?|卓球動画
2017.09.03
監修:板垣孝司(TSVクニックスホーフェン ヘッドコーチ、シェークハンズGM)
見どころ
両選手ともに左利きでチキータレシーブからの高速ラリーを展開するが、勝負の分かれ目はどこになるのか?
同タイプながら得点パターンの違う卓球スタイルに注目です。
両選手の特徴
森薗選手は、チキータレシーブからの高速バックハンドでラリーの主導権を取り、フォアハンドでトドメを刺す卓球スタイル。特にフォアハンドでの連打は打球点が早く、一度ボールを捕まえたら得点するまで打ち切れる高速フットワークは、森薗スタイルを支える大きな武器です。
坪井選手は、チキータレシーブからのカウンタープレーを軸に思い切り攻めていく超攻撃的卓球スタイル。特にサーブの切れ味とコントロールが良く、広角に放つフォアハンド攻撃も威力充分。攻撃が入り出すと止まらないタイプです。
勝負を分けたこの1本
※ページトップと同一の試合動画について、再生開始箇所を調整してお送りします。
1ゲーム目8−7の場面で見せた森薗選手の股関節の柔軟性を活かしたフットワークが勝負を分けました。
森薗選手がサーブ権を持つこの場面で、レシーバーの坪井選手は強気のチキータをフォアサイドに放ち森薗選手がストレートへドライブ。
森薗選手は次のボールがバックに来ることを予想し一旦バック側へ戻りますが、坪井選手のブロックがフォアサイドに浅く入り、一瞬逆を突かれた形になります。
普通の選手であればこのタイミングの変わったボールに対して下半身がついて行かず、山なりのドライブを放つのが精一杯ですが、森薗選手は股関節の柔らかさを生かし、前に出ながら打球点を落とさずフォアクロスへのドライブを放ち、ポイントします。
高速チキータを多様するリスキーなプレースタイルの選手は、1セット目を先取すると精神的に余裕が生まれ、2ゲーム目以降も自信を持ってプレーすることができるため、高速チキータの決定率が上がる傾向にあります。
結果的に第1ゲームの接戦を制した森薗選手が、第2ゲーム以降は落ち着いて試合を進める事ができました。
板垣’S EYE
前陣での高速カウンターを駆使しながら、更に安定性も求めることは簡単ではありません。
この試合に関しては青森山田時代の先輩に当たる森薗選手の「大事な場面でのミスの少なさ」と「チャンスは確実に得点にする」安定性が上回りました。
ですが、坪井選手の負けず嫌いで研究熱心な性格からすると、必ずリベンジしてくる選手ですので次回の対戦が楽しみです。次回、坪井選手のツボに入ったなら大接戦の試合になると思います。
試合情報
【試合情報】
大会名:平成29年度春季 関東学生卓球リーグ戦 第5戦
選手名:森薗政崇(明治大) 対 坪井 勇磨(筑波大 )
大会種別:団体、シングルス、国内、大学
試合結果:森薗3-0坪井
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