【今日の1試合】森薗 政崇(明治大学)vs吉村 和弘(愛知工業大学) | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

卓球動画 【今日の1試合】森薗 政崇(明治大学)vs吉村 和弘(愛知工業大学)

2018.01.25

両選手の特徴

森薗選手はチキータレシーブからの高速バックハンドでラリーの主導権を取り、フォアハンドでトドメを刺す卓球スタイル。特にフォアハンドでの連打は打球点が早く、一度ボールを捕まえたら得点するまで打ち切れる高速フットワークは、森薗スタイルを支える大きな武器です。

対するは、全日本ジュニアチャンピオン、そして全日本選手権男子シングルス準優勝という輝かしい実績を誇る吉村選手。私のチームであるクニックスホーフェンでも2016−2017シーズンにプレーし「ヨシ」のニックネームで町の人々から本当に愛された選手です。持ち味の「キルバックハンド」一振りでラリーを終わらせるバックハンドは日本人離れした得点能力を持っています。

見どころ

森薗選手のチキータからの高速連打に対し、チャンスを作って一振りで仕留める「キルバックハンド」の吉村選手。観る前からワクワクしてくる決勝戦です。

勝負を分けたこの1本

※ページトップと同一の試合動画について、再生開始箇所を調整してお送りします。


第7ゲーム吉村選手7対3リードの場面
第6ゲーム中盤から吉村選手がYGサーブに切り替え流れを大きく掴み、第7ゲームもスタートダッシュに成功します。この場面でのサーブは本当に難しい判断ですが、効いていたサーブではなく縦回転の多いサーブに切り替えています。

森薗選手はピタリと止めるストップか質の高いチキータができればチャンスが来ていましたので、その二つのレシーブをさせないサーブを選択していれば7対3から1点は取れたのではないかと思います。

前回も解説をしましたが、4本差リードの次の一本は最高の集中力でプレーをし、相手をギブアップさせなければなりません。

板垣’s EYE

凄い試合でした。試合というより死闘でした。吉村選手のバックハンド、森薗選手の高速連打。正に卓球の醍醐味を見せてくれた両選手に感謝したいです。

試合情報

選手名:森薗 政崇(明治大学)vs吉村 和弘(愛知工業大学)
大会名:平成29年度全日本大学総合卓球選手権大会・個人の部 8回戦 決勝
大会種別:国内、個人、シングルス
試合結果:森薗 4-3 吉村

映像提供:LaboLive

監修協力:Shakehands

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