【卓球】オムロンが次世代卓球ロボットを初披露 人の可能性引き出す「進化」が垣間見えた  | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

*写真:第5世代卓球ロボット「フォルフェウス」/提供:オムロン株式会社

ニュース 【卓球】オムロンが次世代卓球ロボットを初披露 人の可能性引き出す「進化」が垣間見えた 

2019.01.27

文:ラリーズ編集部

オムロン株式会社(本社:京都市下京区、代表取締役社長 CEO: 山田義仁、以下オムロン)が、1月8日から11日まで米国ネバダ州ラスベガス市で開催された「CES(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)2019」(以下CES)に卓球ロボットを出展。この卓球ロボットは、オムロンのコンセプトである、「人と機械の融和」を象徴する「フォルフェウス(FORPHEUS)」の第5世代モデルだ。

第5世代卓球ロボット「フォルフェウス」とは

CES2019が世界初披露の場となった第5世代「フォルフェウス」は、AI技術によって対戦相手へのコーチング能力を強化したほか、上回転や下回転を出すことを可能にする「肘」と「手首」にあたる機構を追加し、稼働範囲を広げたという。


写真:CES2019の様子/提供:オムロン株式会社

また、産業用カメラを手掛けるオムロンセンテック社が誇る超高速カメラによる高速イメージ処理技術を新たに搭載し、センシング能力を一段と向上。5台のカメラを通じて得たセンシングデータを元に、対戦相手のフォームやスキルをプロの卓球選手と比較し、その差をフィードバックすることで、一人一人に最適な個別コーチングを提供することを可能にしている。

オムロン執行役員常務のナイジェル・ブレイクウェイ氏は今回の出展について、「オムロンの創業の精神は、人々の生活を向上させ、よりよい社会づくりに貢献することです。私たちはテクノロジーがその理念に寄与できると信じています。今回のCESは、当社のコア技術によってAIやロボティクス、オートメーション技術が人の可能性を最大限に引き出す「人と機械の融和」にふれていただき、当社の理念を体感いただく機会となりました」とコメントした。

進化を遂げる卓球ロボット。将棋や囲碁の分野で、AIが人間に勝ったように、スポーツの分野でロボットが人を抜かす日は、日に日に近づいているのかもしれない。