「とにかく強くなりたい」勝利に飢えた野心家軍団・駒澤大学卓球部に潜入 | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:駒澤大学卓球部/撮影:ラリーズ編集部

卓球インタビュー 「とにかく強くなりたい」勝利に飢えた野心家軍団・駒澤大学卓球部に潜入

2022.04.26

この記事を書いた人
Rallys副編集長。学生卓球を愛し、主にYouTubeでの企画を担当。京都大学卓球部OB。戦型:右シェーク裏裏

高校での厳しい卓球生活を終え、大学で羽を伸ばし消えていく選手も少なくない。逆に高校で完全燃焼できず、大学では野心を持って上を目指す選手もいる。

駒澤大学卓球部は、そんな野心家の集まりだ。「とにかく上に勝つ」と意気込み、日々厳しい練習に臨み、自らを鍛え上げている。その結果、2021年の秋リーグでは非公式開催ながら関東学生リーグ1部の4位に入った。

今回は、駒澤大学卓球部の練習に潜入し、2022年4月から就任した佐藤卓央監督と、主将を務める中橋敬人(駒澤大学4年・鶴岡東高校出身)に話を聞いた。


【駒澤大学卓球部】関東学生リーグ1部に所属する卓球強豪校。2021年の秋リーグではオープン開催ながら1部4位に入った。2022年4月より長崎降志総監督、佐藤卓央監督、中橋敬人主将の体制となった。二木啓太(豊田自動織機)や村上莉羽(瀬戸内スチール)ら実業団選手も輩出している。

進んで自主練をやる学生が多い駒澤大学卓球部


写真:佐藤卓央監督(駒澤大学)/撮影:ラリーズ編集部

――2022年の4月から監督に就任されたとのことですが、その経緯から教えてください。
佐藤卓央監督:駒澤大学卓球部で現役を終えた後は、自分のやりたいことに向かって就職せずにいろんなことやっていました。

その時に現総監督の長崎監督から「駒澤大学のコーチの方をやってみないか?」とお誘いいただきました。大学では一時期不真面目な部分もあったのですが、自分が変わったところやいろんなことに挑戦したいと思っているところも見てくださって、まずはコーチに就任しました。

そこから2年間くらいコーチをして、監督になったという経緯です。


写真:2021年の秋リーグでアドバイスを送る佐藤監督/撮影:ラリーズ編集部

――現役時代、コーチ時代、そして今と関わってきて、駒澤大学卓球部はどういうチームだと思いますか?
佐藤卓央監督:特に最近の学生は、とにかく卓球が好きですね。今は進んで自主練をやる学生が多くて、なおかつ「どうしたらいいですか?」とアドバイスを求めてくる学生も多いなと感じています。

今は全員が向上心を持っていて、現キャプテンの中橋がみんなを鼓舞することもあり、みんな「やってやるぞ!」という気持ちで卓球に向き合っています。


写真:中橋敬人(駒澤大学)/撮影:ラリーズ編集部

――真面目な学生が増えてきたということでしょうか?
佐藤卓央監督:現・総監督の長崎さんが、大学に入って卓球を頑張りたいと思う人を積極的にスカウトしていたことも関係していると思います。

大学で一区切りと考えている選手も多いので、大学で何とか一花咲かせてやろうという気持ちが強いんだと思います。

野心を持ったチームメートたち

主将を務める中橋にも話を聞いた。インターハイ団体準優勝・ダブルス3位、関東学生選手権を1年生で準優勝と数々の実績を残してきた中橋はどういうチーム作りを意識しているのだろうか。


写真:中橋敬人(駒澤大学)/撮影:ラリーズ編集部

――高校の練習も厳しかったと思いますが、大学ではどうですか?
中橋敬人:高校3年間はしんどくて、大学に入ったら羽を伸ばしちゃうのかなと思ったんですが、1年目から試合に出させてもらったり、チームに必要とされる存在として監督やコーチに期待をかけてもらえました。

また、今は自宅から通っているので親にも支えてもらっていて、応援してくれる人たちを裏切りたくないなと思って、卓球には信念を持ってやっています。

――どういう信念で取り組んでますか?
中橋敬人:僕がキャリアを通して一番重きを置いているのは団体戦。僕が入学してから一回も達成したことがないのですが、リーグ戦4位以上のAクラス入り、インカレベスト4という目標を掲げています。

年明けから選手一人一人と部室で面談をして、「目標に向けてしっかり俺はやりたいから力を貸してくれ」と伝えて、それにみんなが応えてくれていて、本当に感謝していますね。


写真:中橋敬人(駒澤大学)/撮影:ラリーズ編集部

――良いチームメートですね!
中橋敬人:今年は特に熱いチームだなと感じています。

一人一人野心を持って卓球に取り組んでくれて、「とにかく強くなりたい」と自分の可能性を信じてひたすら練習に打ち込んでいます

そういう人たちが集まって率先して練習をやるようになって、チーム全体に「俺もやらなきゃいけないな」という意識が芽生えてきて、すごい良いチームになってきたなという印象はありますね。


写真:駒澤大学卓球部のメンバー/撮影:ラリーズ編集部

「とにかく上に勝つぞ」

最後に佐藤監督に今後のチームについて聞いた。


写真:佐藤卓央監督(駒澤大学)/撮影:ラリーズ編集部

――今後はどういうチームにしていきたいと考えていますか?
佐藤卓央監督:各大学に「色」があるじゃないですか?できれば自分はその年その年で違う色を出したいと思っています。
――具体的にはどうされるんでしょう?
佐藤卓央監督:自分が前面に出るのではなくて、キャプテンだったりその年の主力が中心となって、その年の雰囲気を出してもらいたいと考えています。

自分の方からは「ここはこうだろ」とか「これが伝統だからやっていけ」と押し付けるのではなく、どんどん新しいことを取り入れて、それがやりたいならやっていこう、そのためにはここを手伝うよというスタンスで監督をするつもりです。


写真:2021年の秋リーグでアドバイスを送る佐藤監督/撮影:ラリーズ編集部

佐藤卓央監督:また、4月からは自分が監督をやらせてもらうんですが、前任の長崎監督が全く部に携わらないというわけでは一切ないです。大学とのやり取りだったりスカウトだったり、チーム全体のマネジメントは総監督という立場で長崎さんにやってもらうので、タッグを組んでやっていきたいと思っています。
――中橋主将を中心に、チームとしても上位を目指すべくまとまっていて期待ができますね。
佐藤卓央監督:中橋を筆頭に「とにかく上に勝つぞ」というチームで、「上に勝つためにはどうしたらいいか?」と考え、他校の対策ノートもつけています。

他大学で出てきそうな選手リストを出して、その動画を主力だけじゃなくて全員で見て、苦手そうな部分や得点パターンをみんなで洗い出して、チーム全体で戦っていくことは意識しています


写真:駒澤大学卓球部の練習場/撮影:ラリーズ編集部

全国上位での勝利の味を知る主将・中橋、若き指揮官・佐藤監督という新体制となった駒澤大学卓球部。抱き続ける勝利への野心が実を結ぶ日が楽しみだ。

【動画】潜入!駒澤大学卓球部

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