2024年の秋季関東学生リーグ戦で、学校史上最高勝率の1部3位に輝き、まさに歴史を塗り替えた駒澤大学卓球部。
首位の早稲田大学、2位の明治大学とともに5勝2敗で並ぶ三つ巴の末、惜しくも3位に落ち着いたものの、優勝まであと一歩に迫る活躍を見せた。
今回は、駒澤大学卓球部を率いる長﨑隆志監督に、リーグ戦の振り返りやチームの魅力についてお話を伺った。
このページの目次
20代で監督就任、過去には選手と衝突も
写真:長﨑隆志監督/撮影:ラリーズ編集部
他大学には大御所の監督が多く、若手として可愛がってもらえたおかげで、指導者として成長できました。
高校での厳しい管理を経て、大学では「自由にやれる」と思って入ってくる学生が多いのですが、当時の私は、そういった自由な発想や行動を受け入れる余裕があまりなく、その結果、学生たちと衝突することも度々ありました。自分の未熟さが原因で、学生の個性を十分に生かせなかったと今では反省しています。
写真:リーグ戦でアドバイスを送る長﨑隆志監督/撮影:ラリーズ編集部
写真:練習を見つめる長﨑隆志監督/撮影:ラリーズ編集部
まずは学生に任せて、軌道修正が必要であればアドバイスをする。このスタイルを今後も継続し、引き続き学生の意思を尊重していきたいと思っています。
歴史を塗り替えた関東学生リーグ3位入賞
写真:木村飛翔(駒澤大学)/撮影:ラリーズ編集部
最終日まで優勝の可能性が残るなんて初めての経験で、本当に学生たちに夢を見させてもらって、非常に感慨深かったです。
学生はこんなにも頑張れるんだなと無限の可能性を感じましたね。
写真:白山遼(駒澤大学)/撮影:ラリーズ編集部
もちろん木村飛翔と白山遼の4年生カットマン2人は言わずもがなインパクトがありましたね。
写真:管琉乃介(駒澤大学)/撮影:ラリーズ編集部
去年卒業した尾中翔英や清野晃大らの代が良いリーダーシップで明るく元気なチームを作ってくれていたので、その代が抜けて今年はどうなるかと正直少し心配していた部分はあったんです。
ただ、木村、白山がいて、卓球に関しては去年よりも気持ちが強い学年でした。加えて「明るくやるのが我々駒澤大学卓球部だよね」と後輩たちにも声をかけてくれて、そのおかげで明るい部分を引き継げたのが今年良かったところかなと思います。
写真:清野晃大/撮影:ラリーズ編集部
4年間のどこかで必ず青春ができる
入学したとき、学年が上がったとき、最高学年になったとき、引退が迫ったとき、人それぞれのタイミングですけど自分の気持ちで卓球に取り組めるタイミングが必ず訪れます。
高校卓球は誰がどう見ても“大青春”です。大学ではもうあの青春を味わえないと思っている選手もいるかもしれませんが、実は大学でも十分に味わえます。その実感を持ち続けてもらえるようなチーム作りを心掛けていきたいです。
もちろん、プロの選手を輩出することができるようになれば理想的ですが、現状ではそのための土壌がまだ十分ではありません。
それでも、大学卓球を通じて青春を感じられる。そして、卒業後に「良い思い出だった」と心から言えるようなチームであり続けたいです。
写真:駒澤大学/撮影:ラリーズ編集部
チームナビ 駒澤大学卓球部チーム紹介ページ
チームナビ登録ページ
>>チームナビ登録ページ(外部リンク)
登録いただいたチームの中から、随時取材させていただいております!
※「どちらのご紹介よりご登録されますか?」でRallysを選択してください