写真:Tリーグのボランティアの様子/提供:静岡産業大学
卓球×インタビュー 【静岡産業大学卓球部】「卓球を“プレーするだけ”で終わらせない」Tリーグの裏方も経験し卓球を通じたマネジメントを学ぶ
2026.01.13
文:ラリーズ編集部
2025年4月に創部された静岡産業大学卓球部は、静岡学園中学校・高等学校と同法人のもとで活動する新しい卓球部だ。
監督にはTリーグ・京都カグヤライズ監督も務める小林修平氏、アドバイザーには静岡学園卓球部総監督の寺島大祐氏ら複数名のスタッフのもとでスタートした。
今回は、勝田光貴(静岡産業大学・藤枝キャンパス)と内山泉芙姫(静岡産業大学・磐田キャンパス/島田樟誠高校出身)に、これまでの活動について話を聞いた。
このページの目次
静岡産業大学卓球部とは コメント:勝田光貴(静岡産業大学・藤枝キャンパス)
普段の卓球部の取り組みについて
静岡産業大学卓球部は、藤枝キャンパスを拠点に日々練習を行っています。卓球場が常設されているため、台を収納する必要がなく、練習時間の最後まで打ち込むことができます。
また、藤枝キャンパスにはトレーニング室があり、筋力トレーニングにも取り組めます。さらにサッカー場も自由に使用できるため、卓球に必要な身体づくりを総合的に行える環境が整っています。
卓球場のすぐ横にはレストランもあり、いつでも食事を取ることができる点も魅力です。これほど恵まれた環境の中で、ぜひ一緒に高みを目指していきましょう。
写真:レストランの外観/提供:静岡産業大学
静岡産業大学卓球部に入ってほしい人
静岡産業大学卓球部では、
・競技として卓球を続けたい人
・指導や運営に興味がある人
・卓球を通じて社会と関わりたい人
さまざまな思いを持った仲間を歓迎しています。
卓球を“プレーするだけ”で終わらせない。その先にある可能性を一緒に広げていけたら嬉しいです。
裏方として支える経験から見えた「卓球の本当の現場」 コメント:内山泉芙姫(静岡産業大学)
イベントボランティアを通じて感じた「卓球の可能性」
11月1日〜3日には静岡産業大学として、静岡ジェードが参加する大道芸イベントのボランティアに参加しました。
卓球経験者から未経験者、子どもからお年寄りまで、本当に幅広い方々を対象に、ラリー体験や簡単な指導を行いました。
短い時間ではありましたが、最初は全くボールが打てなかった方が、徐々にラリーが続くようになり、笑顔で喜んでくださる姿を見ることができました。
その瞬間に立ち会えたことは、指導する側としても大きなやりがいでしたし、卓球が持つ「人をつなぐ力」を改めて感じる機会にもなりました。
写真:Tリーグのボランティアの様子/提供:静岡産業大学
また、11月29日、30日には、静岡ジェードのホーム戦ボランティアにも参加しました。特に30日は3名体制で朝早くから活動し、試合中の応援サポートから終了後の片付けまで、長時間にわたり運営を支えました。
Tリーグの試合を間近で見ることができたのはもちろんですが、試合を成立させるために、どれだけ多くの準備と人の力が必要なのかを肌で感じることができました。
Tリーグのボランティアについて
Tリーグのボランティアでは、駐車場整備や買い出し、会場の片付けまで、幅広い業務を担当しました。どれも表舞台に立つ仕事ではありませんが、実際にやってみると想像以上に責任が大きく、「大会は裏方の力で成り立っている」ということを強く実感しました。
特に印象に残っているのが、駐車場の誘導です。来場者が最初に関わる場所であり、対応ひとつで大会全体の印象が決まる。丁寧さと判断力が求められ、自然と背筋が伸びるような緊張感がありました。
今回は高校生もボランティアとして参加しており、年齢の違うメンバーと一緒に動く中で、「みんなで支えているイベントなんだな」という一体感を感じることができました。
写真:Tリーグのボランティアの様子/提供:静岡産業大学
片付けの時間には疲労もありましたが、会場がきれいになっていく様子を見ると、不思議と大きな達成感がありました。
この経験を通して、選手のプレーの裏側でどれだけ多くの人が動いているのかを知ることができ、本当に貴重な時間だったと感じています。
写真:Tリーグの試合も間近で見ることができた/提供:静岡産業大学
普段の卓球部の取り組みについて コメント:内山泉芙姫(静岡産業大学)
写真:静岡産業大学卓球部の練習風景/提供:静岡産業大学
磐田キャンパスでは、毎週月曜日と、体育館の予約が取れる土日を中心に活動しています。人数が多くない分、経験者の方に自分たちから声をかけ、さまざまなプレースタイルの選手と練習できるよう工夫しています。
活動の中心は藤枝キャンパスですが、磐田での練習は「プラスアルファの強化の場」と位置づけ、短時間でも集中して取り組むことを大切にしています。
限られた環境の中で、どう工夫すれば質の高い練習ができるのかを考えること自体が、学びにつながっています。
卓球を通じて「マネジメント」を学ぶということ
静岡産業大学では、卓球を競技として行うだけでなく、卓球を通じたマネジメントを学ぶ環境を整えられています。
授業では経営や組織運営について学び、部活動やボランティア活動を通して、それを実体験として積み重ねられます。行政や静岡ジェードと連携したボランティア活動に積極的に参加できるのも、この大学ならではの魅力です。
競技、指導、運営、広報など、卓球に関わるさまざまな立場を経験することで、その学びは就職や起業など、将来にも確実に活きてくると感じています。
部員の中には、すでに卓球クラブで指導に携わっている学生もおり、それぞれの特徴や将来像に応じて、取り組む内容も多様です。
静岡産業大学卓球部が求める学生像 コメント:寺島大祐アドバイザー
静岡産業大学卓球部が大切にしているのは、「ただ卓球が強い学生」ではありません。静岡という地域に根ざしながら、卓球を通じて学び、考え、行動できる学生を求めています。
例えば、「静岡で卓球を続けたい」「プロリーグが身近にある環境で学びたい」「就職率が高く、面倒見の良い大学で4年間を過ごしたい」「決められた枠の中ではなく、自由度の高い環境で新しいことを形にしていきたい」といった想いを持つ学生にとって、静岡産業大学は非常に相性の良い場所です。
競技面では東海学生リーグへの出場、そして1部昇格を目標に掲げていますが、それと同時に、「チームづくり」「地域との協力」「ボランティア活動」「イベント運営」といった“競技以外の経験”も重視しています。
また、静岡ジェードというプロ卓球チームと連携し、試合運営のボランティアや地域イベントへの参加など、「プロスポーツの現場を身近に感じられる環境」があることも大きな特徴です。
将来的に、「卓球クラブの経営に携わりたい」「指導者として地域に関わりたい」「卓球を仕事や事業につなげたい」と考えている学生にとって、ここでの経験は確実に“財産”になります。
同じ学校法人には静岡学園高校卓球部も
写真:静岡学園中高卓球部/撮影:ラリーズ編集部
静岡産業大学と同じ学校法人の静岡学園高校卓球部。
競技力向上のためにメンタルトレーニングや栄養管理、フィジカルトレーニングといったスポーツ科学の知見を積極的に取り入れ、インターハイ、全国高校選抜といった全国大会に毎年出場しており、卒業生には実業団選手、Tリーグ選手を輩出している。
今後は合同で練習をしたり、共同で活動をしたり、Tリーグのボランティアなどでも連携を図っていく予定だという。
写真:静岡学園中高卓球部/撮影:ラリーズ編集部






