学生卓球界の優勝請負人が今夏、Tリーグに参戦する。
その名は松山祐季(まつやまゆうき、21歳)。
中学、高校、大学と全てのカテゴリで団体日本一を経験し、2016年の世界ジュニア選手権では、団体戦で全勝し、日本チームの世界一に貢献するなど団体戦に滅法強い。
豪快なフォアハンドが武器の松山はダブルスの相棒である高見真己とともにT.T彩たま入りが発表された。
Tリーグ・セカンドシーズン開幕を控えた松山に今の気持ちを聞いた。
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「スウェーデン」と「愛知」がT参戦のきっかけ
写真:松山祐季/撮影:伊藤圭
――まずはTリーグ参戦のきっかけを教えてください。
松山祐季(以下、松山):坂本監督ですね。小学生時代に行ったスウェーデンでの合宿でお世話になって以来、同じ愛知出身ということで気にかけて頂いています。
そして今年1月の全日本選手権ダブルスで準優勝したのをきっかけに強く自分たちの力を買って頂きました。自分の卓球をいいと。
――Tリーグの印象は?
松山:トップ選手は皆Tリーグに参戦してるので、自分も出たいと思っていました。
大学に進学する時「自分は大学で終わる選手にはなりたくない」と思っていたので、オファーが来た時はとても嬉しかったです(笑)しかもT.T彩たまは自分が一番好きなチームだった。
――T.T彩たまのどんなところが好きですか?
松山:とにかく明るい雰囲気。選手もそうですし、チームのSNSも彩たまが一番明るい。
Tリーグで存在感を増す愛工大勢
写真:松山祐季/撮影:伊藤圭
――Tリーグにも愛工大出身者が増えてきました。昨シーズンから活躍している吉田雅己、吉村兄弟。そして今チームメイトの高見選手は同じT.T彩たまですし、木造勇人選手は琉球アスティーダから参戦が発表されました。
松山:T.T彩たまの開幕戦が琉球アスティーダ戦なんですよ。なのでもし当たったら面白いねと話してます(笑)。
――愛工大は本当に仲が良さそうですね。
松山:(7月の)インカレ優勝もチームワークが勝因ですね。僕も大人数でどこかに行くのが好きな性格なので、オフの時は結構みんなで遊びに行ってます。
でも寮生活だったのを大学から1人暮らしに変えた。卓球のことを1人で考える時間も大事にしています。部屋にいたい時はそうするし、みんなと過ごしたい時は寮に誘いに行く。自分で時間の使い方を決めるのが卓球にもプラスに働くと考えています。
――最後に、Tリーグを観る全てのファンに一言お願いします。
松山:自分の「爆発力」を見て欲しいです。1回爆発すれば格上の選手にも勝てる。いつ爆発するかは自分でも分からないのですが(笑)
しっかり準備して試合に出て「爆発して勝ってやる!!」と思ってます。チームを勢いづけるプレーと勝利を自分に求めたい。とにかく自分の良さを出していきたいですね。
――ありがとうございます。爆発力、期待しています!