【特集:東京2020期待の星】世界卓球での結果がカギに?松平健太


東京2020期待の星」をテーマに、東京五輪に向けた注目選手を紹介する特集コーナー。

今回は、2018年4月29日から開催される世界卓球団体戦(ハルムスタッド)の代表に内定した松平健太を紹介する。

ブロックを武器に着実に世界ランクを上げている松平健太

松平健太は1991年4月生まれ。戦型は右のシェーク裏裏で、男子では珍しいしゃがみこみサービスや、ブロックを中心とした前陣でのカウンタープレーが特徴的な選手だ。

名門の青森山田出身。高校時代から日本の最前線で活躍し、早稲田大学に進学後、イケメン選手として話題になりホリプロに所属した。

現在の所属はTリーグへの参入が発表されている木下グループ。松平健太のTリーグ参戦も期待されている。

ITTF世界ランキングは2018年3月現在で10位と、日本人選手の中で丹羽孝希(同7位)に次ぐ2番手。世界卓球団体戦(ハルムスタッド)の代表メンバーにも選ばれたこともあり、東京五輪の代表入りも有力視されている選手の一人だ。

松平健太の主な戦績

・2006 世界ジュニア卓球選手権大会 男子シングルス 優勝
・2008 全国高等学校卓球選手権大会 男子シングルス 優勝
・2009 全日本卓球選手権大会 男子シングルス 準優勝
・2013 ジャパントップ12 男子シングルス 優勝
・2013 世界選手権個人戦パリ大会 男子シングルス ベスト8
・2016 ITTFワールドツアーオーストリアオープン 男子シングルス 優勝

2006年の世界ジュニアにおいて、日本卓球界に27年ぶりとなる男子シングルスの金メダルをもたらしたのが松平健太である。その後、怪我を乗り越えインターハイでも優勝。さらには、全日本でも準優勝を果たした。

そして、2009年の世界選手権個人戦(横浜大会)に男子シングルスの代表として出場し、敗れはしたものの馬琳(中国)に対してフルゲーム9点まで迫り、日本のファンに熱狂を与えてくれたという実績を持っている。

その後しばらくは主にダブルスでの活躍のみに留まっていたが、2013年の世界卓球個人戦パリ大会で復活。因縁の馬琳やサムソノフ(ベラルーシ)などを破り、ベスト8に入賞した。さらには、2016年のオーストリアオープンでもツアー優勝を果たしており、オリンピック代表に向けて十分な実績を有している。

松平健太の全日本卓球2018の戦績


・男子シングルス ベスト4
・男子ダブルス ベスト16

松平健太は、今年の全日本選手権のシングルスの部においてベスト4に入賞。ここ数年で最も良い成績を残すことができた。

ベスト4に入ったのは2013年が最後であったため、実に5年ぶりの準決勝進出を果たした。

準決勝では水谷隼にストレートで敗れてしまったものの、準々決勝では松平賢二との兄弟対決を得意のカウンターブロックを使いながら見事に制した。

ダブルスは、木下グループ所属となる予定の田添健汰とのペアリングで挑んだが、森薗政崇/渡辺裕介ペアにフルゲーム9本でかわされベスト16に終わった。

今年の全日本選手権では総じて松平健太は良いプレーを見せ、未だに成長し続けている姿を観客にアピールできた大会であったと考えられる。

まずは世界卓球団体戦で結果を出すことが必要か

世界卓球個人戦の横浜大会(2009年)とパリ大会(2013年)で活躍した松平健太。しかしながら、ここ最近の世界卓球では代表に選ばれるものの目立った活躍をできずにいる。

そんな健太が勝てないイメージを払拭できるのかどうか。今年の世界卓球団体戦(ハルムスタッド)は、東京五輪に向けた一つのキーとなる。

今回発表されている世界卓球団体戦の松平健太以外のメンバーは、水谷隼、張本智和、丹羽孝希、大島祐哉。

水谷、張本、丹羽の3人が主軸になることが予想されるが、出番が回ってきた際に結果を出すことができるのか、松平健太の試合から目が離せない。

文:中川正博(Rallys編集部)

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