文:ラリーズ編集部
3月11日から15日にかけてポーランドオープンが開催された。しかし、新型コロナウイルスの影響を受けて大会3日目以降は中止という結果になった。
同じ日程で開催されたオマーンオープンでは佐藤瞳(ミキハウス)が女子シングルス優勝、佐藤瞳/橋本帆乃香(ミキハウス)が女子ダブルスで優勝、U21女子シングルスでは塩見真希(ミキハウス)が優勝を飾るという日本勢の躍進が見られた。
また11日、卓球Tリーグ男子のT.T彩たまが、3月1日にグランドオープンしたT.T彩たま卓球ステーション浦和美園店で公開練習を行った。
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ポーランドオープンは予選通過も大会中止に
写真:英田理志/提供:ittfworld
大会2日目までで予選が終了し、日本からは予選から参加している英田理志(愛媛県競技力向上対策本部)、加藤知秋(十六銀行)、横井咲桜(ミキハウスJSC)の3選手全員が予選を通過し、本戦への出場を決めていた。ギリシャのパナギオティス・ギオニスと対戦予定だったという英田理志は「中止になってしまい残念です。ですが、感染を広げないためにも仕方ないのかなと思います。」とコメントしている。
3選手以外にも男子は及川瑞基(専修大学)、女子は芝田沙季(ミキハウス)、安藤みなみ(十六銀行)、大藤沙月(ミキハウスJSC)が出場を予定していた。
オマーンオープンは日本勢が大活躍
写真:佐藤瞳/提供:ittfworld
予定通り最終日まで開催されたオマーンオープンでは、女子シングルスベスト4に佐藤瞳、橋本帆乃香、加藤美優(日本ペイントホールディングス)の3選手が残った。準決勝では佐藤、橋本のカットマン同士が激突し、フルゲームの末に佐藤が決勝に進出した。決勝では準決勝をストレートで勝利した加藤美優が待ち受けていたが、熱戦の結果、佐藤がこの試合もものにし、見事優勝を決めた。
また、シングルスでは準決勝で火花を散らした佐藤と橋本だが、ダブルスではお互い息の合ったプレーを見せ、カットペアが優勝を手にした。
塩見真希は女子シングルス2回戦では加藤に敗れたものの、U21の部では持ち味を発揮し、優勝を飾った。
T.T彩たまが公開練習
写真:神巧也/撮影:ラリーズ編集部
新しくオープンしたT.T彩たま卓球ステーション浦和美園店での公開練習に登場したのは坂本竜介監督、神巧也、松平健太。坂本監督がプロデュースした新練習場で、神と松平がプレーを披露しファンを魅了した。観客からの質問に実践をまじえて解説したり、両選手による2ゲームのエキシビションマッチを行った。引き合いやカウンターなどトップクラスの選手のラリーは会場を大いに盛り上げた。
またTリーグ2ndシーズンについての質問が及ぶと、神、松平はともにファンへの感謝を口にした。坂本監督は来シーズンは18試合目までにファイナル進出を決められるようなチームにしたいと、来シーズンへ向けた抱負を語った。