文:ラリーズ編集部
2日、国際卓球連盟(ITTF)は、公式サイトで全職員ならびに会長の給与を削減すると発表した。ITTF全職員が出席した1日のビデオ会議で決定がなされた。
新型コロナウイルスの大流行により、ITTFは先日6月末までの全大会の延期を発表したばかりである。今後長期にわたって大会を開催できないために被る経済的損失を最小限に抑えるための措置となる。
ITTFのスティーブ・デイントンCEOは「パンデミック後の卓球界のためにITTF職員が団結する時だ」と強調した。
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ITTF全職員、給与削減で団結
大会開催の延期および中止期間が長期化したことによる経済的な影響を考慮して、ITTFのすべての職員および会長は、2020年の給与の任意削減を決定し、スポーツ界をサポートするために経費を削減することとした。
給与削減に関しては、ITTFは2020年の財務管理のため、上級職員の報酬を削減し、その他の経費削減にも務めると以前発表していたが、今回の発表で全職員に報酬削減が適応される形となった。
ITTFは、大会の延期の経済的影響を常に評価すると同時に、世界中のさまざまな政府と協力して経済的影響を最小限に抑える方法を模索していくとのことだ。