文:ラリーズ編集部
4月10日、国際卓球連盟(ITTF)が張本智和、張本美和ら卓球界の有名なきょうだいをホームページ上で紹介した。4月10日は、父の日、母の日の、兄弟姉妹版の日である「きょうだいの日(シブリングデー)」に制定されているためだ。
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卓球界には多数のきょうだいプレーヤー
写真:ブルーナ・タカハシ(ブラジル)/提供:ittfworld
卓球界では世界的に見てもきょうだいプレーヤーが多く、2001年世界選手権大阪大会でベルギー男子を準優勝に導いたジャン=ミッシェル・セイブとフィリップ・セイブのセイブ兄弟や、2006年世界卓球でベラルーシの銅メダル獲得に貢献したベロニカとビクトリアのパブロビッチ姉妹らが有名だ。
他にも世界ランク46位のブルーナ・タカハシ(ブラジル)と、妹で2020年の南米ジュニアカデット選手権で優勝を果たした14歳、ジュリア・タカハシのタカハシ姉妹も今後注目を集めるだろう、と国際卓球連盟は評している。
日本卓球界を盛り上げるきょうだいプレーヤー
写真:JCチェコOPでの張本美和(写真左)/提供:ittfworld
日本でも松平賢二・健太・志穂の3きょうだいや、吉村真晴・和弘兄弟、石川佳純・梨良姉妹、森薗美咲・政崇きょうだい、田添健汰・響兄弟ら数々の有名きょうだいが日本卓球界を盛り上げてきた。中でも張本智和・美和きょうだいは脚光を浴びている。
兄・智和は、2018年に史上最年少でグランドファイナル優勝を果たし、2019年には男子W杯決勝に最年少で出場、現在世界ランキング5位と日本人トップを走る16歳だ。妹・美和も11歳ながら国際大会やTリーグにも出場しており、2020年ジュニアサーキットチェコオープンではジュニア女子シングルス・カデット女子シングルス・カデット女子ダブルスの3冠に輝いた。
着実に成長を続ける張本きょうだいのみならず、今後も出てくるであろう卓球きょうだいに注目して、卓球界を眺めてみるのも面白いかもしれない。
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