文:ラリーズ編集部
卓球中国代表チームは滞在先のマカオで順調に練習ができているようだ。中国卓球協会の劉国梁(リュウグォリャン)会長のコメントを中国メディア『新華社』が伝えている。
中国チームは2020年1月28〜2月2日ドイツオープン終了直後から、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で中国本土に帰国できず、カタール・ドーハにとどまった後、3月13日に中国の特別行政区であるマカオに留まって今日に至る。
中国代表はマカオでトレーニング
3月13日にカタールからマカオに到着して以来、47名の中国卓球チームがトレーニングを行っている。開催予定であった香港、中国、韓国オープンなどの開催地に移動しやすく、新規感染者がいなかったマカオが滞在地として適していたためだ。
「マカオ特別行政区政府とスポーツ局には大変お世話になりました。 練習場、食事や宿泊施設の面で素晴らしい状態にあり、特に高いレベルのケアとサポートを提供してくれています」と劉国梁会長はマカオ当局に感謝を述べているという。
写真:張継科にアドバイスする劉国梁/提供:ittfworld
同氏は、「今回の研修は良い機会であり、中国卓球協会は今後、マカオスポーツ局との長期的な強力関係を目指して努力する」ともコメントしており、今回をきっかけに今後は夏季・冬季合宿、北京のトレーニング拠点でのマカオ選手のトレーニングなどを考えているとのことだ。
また、「試合のない期間が長かったことは、スポーツ界に大きな影響を与えました。我々は運良く練習することができた。チームの練習は順調に進んでおり、新型コロナウイルスの感染拡大が良くなればすぐに戦えるようになる」と順調な調整ぶりをコメントしている。