文:ラリーズ編集部
大阪卓球協会は27日、第60回大阪国際招待卓球選手権大会(大阪オープン)の中止をホームページ上で発表した。新型コロナウイルス感染症拡大による措置だという。
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大阪オープンが中止に
大阪国際招待卓球選手権大会は、毎年2月に開催されている大会で、各地の予選を勝ち抜いた選手たちでトーナメント方式で争われる。一般男女シングルス、ダブルスをはじめとしてジュニア、カデット、ホープスなど年代別でも行われる。
中高大の学生選手や実業団選手、チャイニーズタイペイや韓国からの招待選手などが出場するハイレベルな大会となっている。
写真:2020年大会女子シングルス優勝の杉田陽南(香ヶ丘リベルテ高)/撮影:ラリーズ編集部
第59回大会では男子シングルスで宮本春樹(愛知工業大)、女子シングルスで杉田陽南(香ヶ丘リベルテ高)、男子ダブルスで横谷晟/谷垣佑真(愛工大名電高)、女子ダブルスで笹尾明日香/岩越帆香(早稲田大)と学生選手がタイトルを総なめにしていた。
代替大会は検討中
大阪卓球協会はRallysの電話取材に対し、「新型コロナウイルス感染症拡大によって、2020年2月の大阪オープン以降、多くの大会が中止となっている中で、いまだ収束とはいかず特効薬や予防薬もない。今後は季節性インフルエンザの流行が合わさる不安もある状況下で、選手、指導者、審判員、大会運営に関わるスタッフに安心・安全な環境を提供できない中、全国各地からお集まりいただく開催は難しいと判断した」と中止決定の背景を説明した。
また、この時期に発表となった経緯として「9月頭から予選会が予定されている都道府県があったので、26日の夜に決定し、27日に発表と早い時期になった」と明かした。
2021年2月12日~14日に開催予定だった大阪オープンは中止となったが、大阪卓球協会は「具体的には決まっていないが、元々の大阪オープンの日程で大阪の加盟団体だけで代替大会をできないかと検討中。状況によって開催可否を判断するが、事務局サイドとしてはやりたいと考えている」と代替大会についても言及した。