文:ラリーズ編集部
6日、日本卓球協会は東京五輪代表候補選手男女6人を発表した。2020年1月発表の世界ランキング日本人上位2名の男子は張本智和(木下グループ)、丹羽孝希(スヴェンソン)、女子は伊藤美誠(スターツ)、石川佳純(全農)のシングルス代表候補選手に加え、団体戦代表候補選手として水谷隼(木下グループ)、平野美宇(日本生命)の計6選手が卓球競技日本代表としてJOCに推薦される。
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張本智和「自分が全部勝って日本が強いということを示せるような存在に」
日本男子の世界ランキング1番手で初の五輪代表を勝ち取った張本が取材に応じ「正式に発表ということで少しは安心しました。また新たなスタートだと思って頑張りたい」と意気込みを語った。
団体戦メンバー選ばれた水谷隼(木下グループ)について聞かれ「自分が卓球を始めてずっと見てたのが水谷選手。団体戦の心強さは誰よりもある選手だと思う。自分が小学5年生のときにテレビの番組で『一緒に(五輪の)団体で同じベンチで戦おう』と言われて、それが実現できて嬉しい。出るだけではなくて、金メダルを一緒にとれるように頑張りたい」と水谷との団体戦を心待ちにしている様子だった。
水谷、丹羽孝希(スヴェンソン)の3人での団体戦については「みんな木下マイスター東京のチーム。自分が一番若いのでもっと声を出して盛り上げていけたらいい。年は一番下ですけど、ランキングとしては一番手としての出場なので、自分が全部勝って日本が強いということを示せるような存在になりたい」と活躍を誓った。
次に控える大舞台は1月13日から大阪で行われる全日本卓球選手権だ。張本は昨年シングルス準決勝で大島祐哉(木下グループ)に敗れ、ベスト4に終わっている。「去年は自分のプレーができなかったので、五輪の代表として出る今回はもっと負けられない。そのプレッシャーの中で勝つことが五輪で安定して勝つことに繋がる。全日本チャンピオンになって今年をスタートしたい」と力強くコメントした。